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アテローム血栓性脳梗塞の症状と治療|原因・検査・再発予防を解説

脳梗塞

アテローム血栓症脳梗塞の症状と治療

アテローム血栓性脳梗塞とは?症状・治療・検査と再発予防

アテローム血栓性脳梗塞は、動脈硬化によって首や脳の比較的太い血管が狭くなったり、血栓ができたりすることで起こる脳梗塞です。診断を受けた方やご家族のなかには、「どのような症状が出るのか」「どんな治療をするのか」「再発を防ぐには何ができるのか」と、不安や疑問を感じられていませんか?

この記事では、アテローム血栓性脳梗塞の症状と治療を中心に、発症の原因、検査、リハビリ、再発予防まで順を追ってわかりやすく解説します。症状の現れ方や適切な治療は一人ひとり異なるため、正しい知識を持つとともに、気になる症状がある場合は自己判断せず医療機関へ相談することが大切です。

  • この記事を読んで分かること

  • ☑ アテローム血栓性脳梗塞でみられる主な症状
  • ☑ 動脈硬化から脳梗塞が起こる仕組み
  • ☑ MRIや血管検査で調べること
  • ☑ 急性期治療とリハビリの考え方
  • ☑ 薬物療法や生活習慣による再発予防

 

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アテローム血栓性脳梗塞の症状

アテローム血栓性脳梗塞では、顔や手足の麻痺・しびれ、言葉の異常、見え方の変化など、さまざまな神経症状が現れる可能性があります。

どのような症状が出るかは、血流が低下した脳の場所や範囲によって異なります。

たとえば、身体を動かす領域が障害されれば片側の手足に力が入りにくくなり、言語に関係する領域では言葉が出にくくなることがあります。

ここで注意したいのは、症状の強さだけで脳梗塞かどうかを判断しないことです。

「少し手が動かしにくいだけ」「しびれが治まったから大丈夫」と感じても、脳卒中の症状である可能性は否定できません。突然起きた神経症状では、速やかな医学的な評価、専門医療機関での受診が必須です。

 

アテローム血栓性脳梗塞とは

アテローム血栓性脳梗塞とは、首や脳の比較的太い動脈に生じたアテローム動脈硬化が関係して起こる脳梗塞です。

動脈硬化が進むと、血管の内側に脂質などがたまり、「プラーク」と呼ばれる病変が形成されます。

プラークによって血管が狭くなるほか、表面が傷ついたところに血栓ができたり、血栓やプラークの一部が先の血管へ流れたりすることで、脳への血流が妨げられます。

主な発症の仕組みは、次のように整理できます。

起こり方 主な仕組み
血栓による閉塞 動脈硬化のある部分に血栓ができ、血管が狭くなったり閉塞したりする
血栓などが先へ流れる 血栓やプラークの一部が移動し、先にある脳血管を詰まらせる
血流が不足する 血管が高度に狭くなり、脳へ十分な血液が届きにくくなる

つまり、単に「太い血管に血栓が詰まる病気」というわけではありません。

脳梗塞には、脳深部の細い血管が関係するラクナ梗塞や、心房細動などによって心臓でできた血栓が脳へ流れる心原性脳塞栓症などもあります。

ただ、これら症状だけで病型を見分けることは難しいため、画像検査や血管検査、心臓の検査を組み合わせて原因を調べます。

 

主な症状と発症の特徴

アテローム血栓性脳梗塞でみられる症状には、片麻痺、感覚障害、言語障害、視覚障害、ふらつきなどがあります。

「脳梗塞なら突然倒れる」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。意識を保ったまま、手足の動かしにくさや言葉の出にくさから始まることもあります。

主な症状を整理すると、次のようになります。

症状 気づきやすい変化
運動麻痺 片方の腕や脚に力が入りにくい、物を落とす、歩きにくい
感覚障害 顔や手足の片側がしびれる、触った感覚が鈍い
構音障害 ろれつが回りにくい、話し方が普段と違う
失語 言葉が出にくい、相手の話を理解しにくい
視覚・視野障害 片方の目が見えにくい、視野の一部が欠ける
運動失調 ふらつく、まっすぐ歩きにくい、手足をうまく動かせない

症状は時間とともに変化することがありますが、「アテローム血栓性脳梗塞は必ず徐々に悪化する」と考えるのは適切ではありません。

血栓の状態によっては突然発症することもあるからです。

顔のゆがみ、片腕の脱力、言葉の異常、突然の見え方の変化などが起きた場合は、症状の強さにかかわらず脳卒中を疑う必要があります。なお、その際には自分で運転して受診するのではなく、家族や救急車を呼ぶなどして、速やかな救急受診をしてください。

 

TIAは症状が消えても受診

注意したいのが、一過性脳虚血発作(TIA:Transient Ischemic Attack)です。

TIAでは、脳や目への血流が一時的に不足し、次のように脳梗塞と似た症状が現れます。

  • ・片側の手足に力が入りにくい
  • ・顔や手足がしびれる
  • ・ろれつが回らない、言葉が出にくい
  • ・片方の目が急に見えにくくなる

TIAの大きな特徴は、症状が一時的に改善することがある点です。しかし、症状が消えたから安心できるとは限りません。

TIAが疑われる場合、その後に脳梗塞を発症する可能性があるため、症状がなくなっていても速やかに医療機関で評価が必要です。

また、一時的な症状が消えていても、MRIなどで急性脳梗塞が確認されることがあります。現在の定義では、症状が短時間で改善していても急性梗塞が確認された場合は、TIAではなく脳梗塞として診断されます。

とにかく「症状が治ったから、とまったから」と様子を見るのではなく、突然いつもと違う神経症状が起きたという事実を重視してください。

 

原因と検査・診断

アテローム血栓性脳梗塞の主な背景には、頸動脈や脳の比較的太い動脈に生じるアテローム動脈硬化があります。

ただし、動脈硬化が見つかったからといって、それだけで脳梗塞の原因と判断するわけではありません。

治療や再発予防の方法は原因によって変わるため、「どこに脳梗塞が起きたか」と「なぜ起きたか」の両方を調べます。

 

動脈硬化と主な危険因子

アテローム動脈硬化は、ある日突然できるものではありません。

高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙などの要因が重なることで、血管への負担が長期間続き、動脈硬化が進みやすくなります。

主な危険因子(原因)には、以下のようなものがあります。

  • ・高血圧
  • ・脂質異常症
  • ・糖尿病
  • ・喫煙
  • ・慢性腎臓病
  • ・加齢など

ただし、「生活習慣が悪かったから脳梗塞になった」と単純に考える必要はありません。

年齢や体質など自分では変えられない要素もあるからです。また、高血圧や脂質異常症、糖尿病は、自覚症状が乏しいまま進行することも少なくありません。

原因を責めるのではなく、発症後は「これから管理できる危険因子は何か」を確認することが大切です。

 

MRI・血管検査で原因を調べる

診断では、脳梗塞の場所を確認するだけでなく、原因となった血管を探すことがポイントです。

主に次のような検査を組み合わせます。

検査 主に確認すること
頭部CT 脳出血の有無や脳の状態などを確認する
頭部MRI・DWI 脳梗塞の場所や広がり、発症して間もない病変などを調べる
MRA・CTA 脳や首の血管の狭窄・閉塞などを確認する
頸動脈エコー 頸動脈の狭窄やプラークの状態を評価する
心電図など 心房細動など心臓由来の血栓が関係していないか調べる
血液検査 脂質、血糖、腎機能などの危険因子を確認する

MRIの拡散強調画像(DWI)は、体内の水分子の動きを利用して脳の状態を詳しく調べる撮影方法で、発症して間もない脳梗塞の確認に役立ちます。

一方、MRA(MRIを利用して血管をみる検査)やCTA(造影CTを利用して血管をみる検査)、頸動脈エコーでは、血管がどこでどの程度狭くなっているのかなどを調べます。

画像で動脈硬化が確認されても、心房細動など別の原因が隠れていることがあります。複数の検査結果から原因を絞り込むことが、その後の治療や再発予防につながります。

 

アテローム血栓性脳梗塞の治療

アテローム血栓性脳梗塞の治療は、発症直後だけで終わるものではありません。

**急性期治療、必要に応じた血行再建、リハビリ、再発予防**を一連の治療として考えます。

どの治療を行うかは、閉塞している血管、発症からの時間、症状、画像所見、出血リスク、全身状態などによって異なります。

 

急性期に行われる治療

発症直後は、できるだけ早く脳と血管の状態を確認し、適応があれば血流を再開させる治療を行わなければなりません。

主な治療には次のようなものがあります。

治療 主な目的
rt-PA静注療法 血栓を溶かし、閉塞した血管の血流再開を目指す
機械的血栓回収療法 主に太い血管の閉塞に対し、カテーテルで血栓を取り除く
 抗血小板療法など 病態に応じて新たな血栓形成や脳梗塞の再発を防ぐ
全身状態の管理 血圧、呼吸、体温、血糖、嚥下などを評価・管理する

rt-PA静注療法は、血栓を溶かして血流の再開を目指す治療です。

日本では、発症から4.5時間以内に治療を開始できることが適応を検討する際の原則的な条件の一つです。ただし、時間内であれば誰でも受けられるわけではありません。

脳出血の有無、画像所見、血圧、服薬状況、既往歴などを確認し、出血などのリスクも踏まえて判断します。発症時刻がはっきりしない場合でも、画像所見など一定の条件を満たせば治療が検討されることがあります。

また、脳の太い血管が閉塞している場合には、機械的血栓回収療法が選択肢になることがあります。

血栓回収療法とは、カテーテルと呼ばれる細い管を使って血栓を取り除き、血流の再開を目指す治療です。

適応は発症からの時間だけでなく、閉塞している血管、脳梗塞の広がり、画像所見、発症前の生活状態などから総合的に判断します。

「時間が経ったから、もう治療できない」と自己判断せず、脳卒中が疑われる症状があれば速やかに受診することが大切です。

 

頸動脈狭窄などの治療

アテローム血栓性脳梗塞では、原因となった血管に強い狭窄がある場合、薬物療法に加えて血流を確保したり、再発を防いだりする治療が検討されることがあります。

代表的なのが頸動脈狭窄です。

症状を伴う頸動脈狭窄などでは、状態に応じて次のような治療が選択肢になります。

治療 方法
頸動脈内膜剥離術(CEA) 手術で頸動脈を開き、血管内のプラークを取り除く
頸動脈ステント留置術(CAS) カテーテルを用いて狭窄部を広げ、ステントを留置する

すべての患者さんにどちらかの治療が必要なわけではありません。

狭窄の程度、脳梗塞との関係、年齢、血管の形、全身状態、手術やカテーテル治療に伴うリスクなどを評価したうえで治療方針を決めます。

また、脳内の血管に狭窄があっても、すぐにカテーテル治療や手術を行うとは限りません。「狭い血管は広げればよい」と単純に考えず、治療によって得られる利益とリスクを比較することが必要です。

 

リハビリと回復の考え方

アテローム血栓性脳梗塞では、病変の場所や範囲によって、片麻痺、失語、構音障害、嚥下障害、高次脳機能障害などが残ることがあります。

リハビリの目的は、「麻痺を完全になくすこと」だけではありません。

身体機能や認知・言語機能の回復を支え、残っている機能や生活環境を活用しながら、できることを増やしていくことも大切な目標です。

リハビリでは、症状や生活上の困りごとに応じて、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職がそれぞれの役割を担います。主な支援内容は次のとおりです。

専門職 主な支援内容
理学療法士(PT) 起きる、立つ、歩く、バランスをとるなどの動作を支援する
作業療法士(OT) 手の操作、着替え、食事、家事など日常生活動作を支援する
言語聴覚士(ST) 失語、構音、コミュニケーション、飲み込みなどを支援する

回復の程度や速度には個人差があります。

実際には、一つの症状だけに対応するのではなく、必要に応じて複数の専門職が連携しながらリハビリを進めます。たとえば、歩行練習とあわせて着替えや家事の練習を行ったり、言葉や飲み込みの問題にも対応したりします。

回復の程度や速度には個人差があります。

「発症から○か月を過ぎると、それ以上は回復しない」と一律に区切ることはできません。発症から時間が経っていても、訓練方法や補助具、生活環境を工夫することで、できることが増える場合があります。

歩けるかどうかだけではなく、「買い物へ行きたい」「料理をしたい」「仕事への復帰を目指したい」など、生活の中で何を取り戻したいかを医師やリハビリテーション専門職と共有することが大切です。

 

再発予防とその後の治療

アテローム血栓性脳梗塞では、急性期を乗り越えたあとも再発を防ぐための治療を継続することが大切です。

背景にあるアテローム動脈硬化は、脳梗塞を起こした一か所の血管だけの問題とは限りません。

再発予防は、次のような対策を組み合わせて行います。

  • ・抗血小板薬などによる血栓形成の予防
  • ・脂質管理
  • ・血圧管理
  • ・糖尿病の管理
  • ・禁煙
  • ・食事や運動の見直し
  • ・定期的な受診と服薬の継続

 

抗血小板薬と脂質管理

アテローム血栓性脳梗塞を含む非心原性脳梗塞では、病状に応じて**抗血小板薬**が再発予防に用いられます。

代表的なものには、

  • ・アスピリン
  • ・クロピドグレル
  • ・シロスタゾール

などがあります。

抗血小板薬は、すでに障害された脳組織を元に戻すための薬ではありません。血小板が集まって血栓をつくる働きを抑え、新たな脳梗塞を防ぐことが主な目的です。

発症して間もない軽症の非心原性脳梗塞やTIAでは、一定の条件のもとで2種類の抗血小板薬を短期間併用する場合があります。

ただし、「2種類の方が効果が高い」と単純に考えることはできません。長期併用では出血リスクが高くなるため、薬剤や使用期間は医師が判断します。

また、アテローム動脈硬化の管理ではLDLコレステロールなどの脂質管理も大切です。必要に応じてスタチンなどの脂質低下薬が検討されます。

症状がなくなっても、自己判断で薬を中止したり量を変更したりしないようにしましょう。

 

血圧・糖尿病・生活習慣の管理

再発予防では、薬物療法とあわせて高血圧や糖尿病などの危険因子を長期的に管理します。

ただし、血圧や血糖、LDLコレステロールは「全員が同じ数値を目指せばよい」というものではありません。

年齢、脳卒中の病型、腎機能、糖尿病や心血管疾患の有無、使用している薬などによって目標が異なるためです。

管理項目 主な取り組み
血圧 家庭血圧の確認、食事、運動、必要な降圧薬の継続
糖尿病 血糖・HbA1cの確認、食事・運動・薬物療法
脂質 LDLコレステロールなどの確認と必要な薬物療法
喫煙 禁煙を目指し、必要に応じて禁煙支援を利用する
食事・運動 体調や後遺症に合わせ、無理なく続けられる方法を考える

生活習慣を見直すときも、一度にすべて完璧に変える必要はありません。

麻痺やふらつき、心臓病などがある場合は、適切な運動量も人によって異なります。自己流で極端な食事制限や強い運動を始めるのではなく、主治医やリハビリテーション専門職と相談してください。

これから変えられる危険因子(原因)を知り、続けられる方法で管理していくことが再発予防につながります。

 

再生医療を検討する場合

アテローム血栓性脳梗塞の後遺症が長く続くと、「リハビリ以外に検討できる治療はないのだろうか」と考える方もいるでしょう。

脳梗塞後の運動麻痺などについて調べるなかで、幹細胞を使った「幹細胞治療」といった再生医療の存在を知ることになるでしょう。

アテローム血栓性脳梗塞では、以下が基本となります。

  • ・薬物療法による再発予防
  • ・血圧や脂質、糖尿病などの管理
  • ・症状に合わせたリハビリ

再生医療を検討する場合も、これらの治療を自己判断で中止したり、置き換えたりするものではありません。

何より注意したいのは、「再生医療」と呼ばれる治療がすべて同じものではない点にも注意が必要です。

細胞加工物を用いる再生医療等と、幹細胞培養上清液やエクソソームなどを用いる医療は同じものではなく、科学的根拠や法的な位置づけも大きく異なります。

とくにエクソソームなどの細胞外小胞は、現時点では再生医療等安全性確保法の対象となる細胞治療とは別に扱われています。治療名だけで判断せず、具体的に何を用いる治療なのかを確認することが大切です。

検討するときは、次のような点を確認しましょう。

確認項目 確認したい内容
治療内容 何を用い、どのような方法で行うのか
適応 発症時期や現在の症状から対象となり得るのか
科学的根拠 どのような臨床研究やデータがあるのか
期待と限界 期待される可能性だけでなく、分かっていない点も説明されているか

再生医療等安全性確保法の対象となる再生医療等では、リスクに応じた区分や、認定再生医療等委員会による審査、再生医療等提供計画の提出などの手続きが定められています。

提供計画が厚生労働省に提出され受理されている再生医療専門クリニックを選択して下さい。クリニックのWEBサイトなどで確認できるはずです。

ただし、「新しい治療だから」「届出があるから」という理由だけで選ばず、科学的根拠、リスク、限界、費用について十分な説明を受けられる信頼できるクリニックを選びましょう。幹細胞治療などで行われる細胞の培養方法なども機関によって千差万別で同一の名称でも異なるものです。

納得できるクリニックを選ぶことがコツです。リボーンクリニックでは、お問い合わせに対して親切丁寧にすべてお答えいたしております。お気軽にお問合せください。

 

よくある質問Q&A

Q1. アテローム血栓性脳梗塞の初期症状は何ですか?

片側の手足の麻痺やしびれ、ろれつの回りにくさ、言葉が出にくい、突然の見え方の変化などがみられることがあります。症状は障害された血管や脳の部位によって異なります。突然こうした変化が起きた場合は、症状が軽くても速やかな受診が必要です。

Q2. 症状が消えた場合も受診した方がよいですか?

はい。症状が短時間で消えた場合でも、一過性脳虚血発作(TIA)などの可能性があります。TIAのあとに脳梗塞を発症する場合があるため、「元に戻ったから大丈夫」と自己判断せず、早めに医療機関で評価を受けてください。

Q3. ラクナ梗塞との違いは何ですか?

アテローム血栓性脳梗塞は、主に首や脳の比較的太い動脈のアテローム動脈硬化が関係します。一方、ラクナ梗塞は脳深部の細い血管が関係する脳梗塞です。ただし、病型は症状だけでは判断できないため、画像検査や血管検査などが必要です。

Q4. アテローム血栓性脳梗塞は手術が必要ですか?

すべての方に手術やカテーテル治療が必要なわけではありません。症状を伴う頸動脈狭窄などでは、頸動脈内膜剥離術や頸動脈ステント留置術が検討されることがありますが、適応は狭窄の程度や全身状態などを踏まえて専門医が判断します。

Q5. 再発を防ぐには何が大切ですか?

抗血小板薬などの服薬に加え、血圧、脂質、糖尿病の管理、禁煙、食事・運動などを組み合わせます。必要な治療や目標値は人によって異なるため、自己判断で薬を中止せず、定期的に主治医へ相談することが大切です。

Q6. 後遺症に再生医療は検討できますか?

再生医療にはさまざまな治療があり、適応、科学的根拠、リスク、費用などが異なります。脳梗塞後遺症に対する一般的な標準治療として確立しているとはいえません。標準的な再発予防やリハビリを続けながら、検討する場合は十分な説明を受けて判断しましょう。

幹細胞治療などは培養方法自体も異なることがあります。なお生医療専門のリボーンクリニックは、お問い合わせにすべてお答えいたしております。お気軽にお申し付けください。

 

まとめ・アテローム血栓性脳梗塞の症状は?治療法と原因について

アテローム血栓性脳梗塞は、首や脳の比較的太い血管に起こるアテローム動脈硬化が関係する脳梗塞です。片麻痺やしびれ、言葉の異常、見え方の変化などが現れることがあり、症状が一度消えた場合もTIAなどの可能性があるため注意が必要です。

治療では、発症直後のrt-PA静注療法や血栓回収療法が検討される場合があるほか、病態によっては頸動脈の治療、リハビリ、抗血小板薬、脂質・血圧・糖尿病の管理などを組み合わせます。

急性期を乗り越えたあとも、背景にある動脈硬化を長期的に管理することが大切です。後遺症に対して再生医療を検討する場合も、標準治療やリハビリを基本とし、科学的根拠やリスク、限界、費用について医師から十分な説明を受けたうえで判断しましょう。

 

監修:医療法人香華会リボーンクリニック

 

脳卒中・脳血管障害の後遺症に対する再生医療について