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サンドウィッチマン伊達みきおさんの脳梗塞公表から考える|脳梗塞とは?症状・原因・予防法を解説

脳梗塞

脳梗塞 言葉が出ない

サンドウィッチマン伊達みきおさんが脳梗塞を公表|知っておきたい症状・原因・予防法

脳梗塞は、ある日突然起こることがあります。

「急に言葉が出なくなった」「片方の手に力が入らなくなった」。こうした異変が、脳梗塞のサインであることもあります。

大切なのは、異変に早く気づき、すぐに医療につなげることです。

一方で、高血圧や糖尿病、心房細動、喫煙など、日頃から確認・管理できる危険因子もあります。

脳梗塞について知ることは、怖がるためではありません。

「どんな症状に気をつければよいのか」
「もし起きたら、どうすればよいのか」
「予防のために、今から何ができるのか」

この記事では、脳梗塞とはどのような病気なのか、症状・原因・治療・予防まで分かりやすく解説します。

 

【時事コラム】伊達みきおさんの「脳梗塞」公表から考える

2026年8月28日、サンドウィッチマンの伊達みきおさんが脳梗塞と診断され、当面の間休養することが所属事務所から発表されました。

所属事務所によると、体調不良を感じて病院で検査を受けたところ「脳梗塞」と診断され、迅速な医療対応を受け、現在は入院治療とリハビリを行っているとのことです。

また、相方の富澤たけしさんは、仕事で会った際に伊達さんがうまく話せない状態だったことから、病院へ行くよう勧めた経緯を明かしています。

突然、言葉が出にくい、ろれつが回らないといった変化は、脳卒中でみられるサインの一つです。

なお、伊達さんの脳梗塞の原因や病型、梗塞した部位などは公表されていません。一般的な危険因子から発症原因を推測することはできません。

今回の出来事をきっかけに、もし自分や家族に同じような異変が起きたら、どう行動すればよいのかを考えてみましょう。

 
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脳梗塞で起こる主な症状

脳梗塞では、手足の麻痺や言葉の異常などの神経症状が突然現れることが多くあります。伊達さんの場合は「言葉がうまく話せない」という異変に素早く反応したことが功を奏したようです。

脳梗塞の代表的な初期症状は、次のようなものです。

  • □ 顔の片側がゆがむ
  • □ 片方の腕や脚に力が入らない
  • □ 片側の手足や顔がしびれる
  • □ ろれつが回らない
  • □ 言葉が出ない
  • □ 相手の話を理解しにくい
  • □ 急に見えにくくなる、視野が欠ける
  • □ 物が二重に見える
  • □ 急にふらつき、うまく歩けない

注意したいのは、脳梗塞だからといって強い頭痛が必ず起こるわけではないことです。

「痛くないから大丈夫」と判断せず、突然いつもと違う症状が現れたら、次に紹介するFASTを思い出してください。

 

FASTで気づく脳卒中のサイン

脳卒中は、いかに早く異変に気づいて医療につなげるかが大切です。

そこで覚えておきたいのが「FAST(ファスト)」です。

FASTは、脳卒中でよくみられる「顔・腕・言葉」の異常と、「時間」を組み合わせた覚え方です。

FAST チェックすること
F:Face(顔) 笑ったときに顔の片側がゆがむ、口角が下がる
A:Arm(腕) 両腕を上げると片方が下がる、片腕に力が入らない
S:Speech(言葉) ろれつが回らない、言葉が出ない、うまく話せない (伊達さんの例)
T:Time(時間) 一つでも突然現れたら、発症時刻を確認してすぐに119番へ

FASTに当てはまらなくても注意:突然のしびれ、視野の異常、物が二重に見える、強いふらつき、歩けないなどの症状でも脳卒中の可能性があります。

 

例えば、笑ったときに片側の口角が下がる、両腕を上げると片方だけ下がる、突然ろれつが回らなくなるといった症状があれば注意が必要です。

一つでも突然現れたら、「少し休めば治るかもしれない」と様子を見ず、119番へ連絡してください。

FASTに当てはまらなくても、突然のしびれ、視野の異常、物が二重に見える、強いふらつき、歩けないといった症状でも脳卒中の可能性があります。

症状が始まった時刻、または最後に普段どおりだった時刻が分かれば、救急隊や医療機関に伝えましょう。

 

症状が消えても注意したいTIA

「症状が消えたから治った」とは限りません。

一過性脳虚血発作(TIA)では、脳梗塞と似た麻痺や言葉の異常などが一時的に現れ、その後、症状がなくなることがあります。

しかし、TIAは脳梗塞の前触れとなる場合があります。

国立循環器病研究センターによると、TIA発症後90日以内に15~20%が脳梗塞を発症し、その約半数は2日以内に起こるとされています。

「元に戻ったから大丈夫」と様子を見ず、TIAを疑う症状があった場合は、症状が消えていても速やかに専門医療機関で評価を受けてください。

 

脳梗塞はなぜ起こる?

脳梗塞が起こる仕組みを理解するキーワードは、動脈硬化と血栓です。

動脈硬化によって血管が狭くなったり、血栓ができたりすると、脳へ血液を送る血管が詰まることがあります。

もう一つ知っておきたいのが、心臓から血栓が飛んでくるタイプです。

心房細動という不整脈があると、心臓内で血液がよどみ、血栓ができる場合があります。それが脳へ運ばれて血管を塞ぐと、心原性脳塞栓症を起こします。

つまり、脳梗塞の予防では、脳だけではなく、血圧・血管・心臓の状態を含めて考えることが大切です。

 

脳梗塞の3つの主なタイプ

脳梗塞はすべて同じ原因で起こるわけではありません。

代表的には、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の3つに分けられます。

「脳の細い血管が詰まるタイプ」「動脈硬化が関係するタイプ」「心臓でできた血栓が脳へ飛んでくるタイプ」という違いがあります。

 

タイプ 主な仕組み 関連する要因
ラクナ梗塞 脳の細い血管が詰まる 高血圧などとの関連が知られています
アテローム血栓性脳梗塞 動脈硬化などで血管が狭くなったり、血栓ができたりする 高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙など
心原性脳塞栓症 心臓でできた血栓が脳へ流れて血管を詰まらせる 心房細動など

※脳梗塞の原因や治療方針は患者さんによって異なります。病型は画像検査や心電図などをもとに医師が診断します。

この違いが大切なのは、脳梗塞のタイプによって原因や再発予防の方法が異なるためです。

例えば、心房細動が原因となる心原性脳塞栓症では、心臓で血栓ができるのを防ぐ治療が検討されます。

「生活習慣を改善すればすべての脳梗塞を防げる」というわけではありません。発症した場合は、画像検査や心電図などを行い、原因を調べたうえで治療や再発予防を考えていきます。

 

脳梗塞になりやすい人と危険因子

脳梗塞は誰にでも起こる可能性がありますが、発症リスクを高めることが知られている要因があります。

なかでも、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙などは、脳梗塞を考えるうえで確認しておきたい項目です。

自分に当てはまるものがないか、一度確認してみましょう。

危険因子 脳梗塞との関係 確認したいこと
高血圧 血管への負担や動脈硬化に関係します 家庭血圧・健診結果
糖尿病 血管障害や動脈硬化を進める要因になります 血糖値・HbA1c
脂質異常症 動脈硬化の進行に関係します LDLコレステロールなど
心房細動 心臓内でできた血栓が脳へ飛ぶ原因になることがあります 脈の乱れ・心電図
喫煙 脳卒中を含む循環器疾患のリスクと関係します 禁煙を検討する
肥満・運動不足 高血圧や糖尿病などとも関連します 体重・運動習慣
過度の飲酒 脳卒中リスクと関連します 飲酒量・頻度

※危険因子があるからといって、必ず脳梗塞を発症するわけではありません。健診結果や持病について気になる点がある場合は医師に相談してください。

ここで注意したいのは、危険因子があるからといって、必ず脳梗塞を発症するわけではないことです。

反対に、「自覚症状がないから大丈夫」とも限りません。

高血圧や糖尿病、脂質異常症は自覚症状が乏しいことがあります。また、心房細動も本人が気づいていない場合があります。

そのため、健康診断や家庭血圧の測定、必要に応じた心電図検査などを通じて、まず自分の状態を知ることが予防の第一歩になります。

 

脳梗塞を予防するためにできること

脳梗塞を完全に防ぐ方法はありません。

しかし、発症リスクに関係する要因を知り、改善・治療できるものを管理していくことは予防につながります。

特別な健康法が必要なわけではありません。

まず意識したいのは、いあkのような基本的な事柄です。

□ 血圧を知る。
□ たばこを控える・やめる。
□ 食生活を見直す。
□ 適度に体を動かす。
□ 定期的に健診を受ける。
□ 必要な治療を続ける。

特に「高血圧」は、脳卒中の代表的な危険因子(原因)です。家庭で血圧を測る習慣をつけ、健診などで高血圧を指摘された場合は放置しないようにしましょう。

また、心房細動は自覚症状がない場合もあります。脈の乱れを感じたり、健診で不整脈を指摘されたりした場合には、医療機関で心電図などの検査を受けることが大切です。

糖尿病や脂質異常症、心房細動などで治療を受けている方は、体調がよくても薬を自己判断で中止しないでください。

脳梗塞の予防は、一度にすべてを変えることではありません。自分にある危険因子を知り、できることから一つずつ管理していくことが第一歩です。

 

脳梗塞に関するよくある質問

Q1.脳梗塞は突然起こるのですか?

脳梗塞は、手足の麻痺や言葉の異常などが突然現れることがあります。ただし、すべての人に同じ症状が出るわけではありません。

顔の片側がゆがむ、片方の腕や脚に力が入らない、ろれつが回らない、言葉が出にくいといった変化が突然みられた場合は、脳卒中の可能性を考え、速やかに救急要請してください。

Q2.脳梗塞では頭痛が必ず起こりますか?

脳梗塞だからといって、必ず強い頭痛が起こるわけではありません。

頭痛がなくても、片側の手足の麻痺や脱力、言葉の異常、視野の変化、強いふらつきなどが現れる場合があります。「痛くないから大丈夫」と自己判断せず、突然の神経症状があれば早めの対応が必要です。

Q3.症状がすぐに治まった場合も受診した方がよいですか?

はい。麻痺や言葉の異常などが一度現れ、その後症状が消えた場合でも、一過性脳虚血発作(TIA)の可能性があります。

TIAは脳梗塞の前触れとなることがあるため、「元に戻ったから大丈夫」と様子を見ず、できるだけ早く医療機関で評価を受けてください。

Q4.脳梗塞になりやすい人には特徴がありますか?

高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙、肥満、過度の飲酒などは、脳梗塞の発症リスクと関係することが知られています。

ただし、危険因子があるから必ず脳梗塞になるわけではありません。また、自覚症状がなくても高血圧や心房細動などが見つかることがあります。健診や定期受診を活用して、自分のリスクを確認しておくことが大切です。

Q5.脳梗塞は予防できますか?

脳梗塞を完全に防ぐ方法はありませんが、発症リスクに関係する要因を管理することで、予防につなげることができます。

例えば、血圧管理、禁煙、飲酒量の見直し、適度な運動、食生活の改善、適正体重の維持などがあります。高血圧や糖尿病、脂質異常症、心房細動などで治療を受けている場合は、医師の指示に沿って治療を続けることも大切です。

Q6.脳梗塞が疑われたら、自分で病院へ行ってもよいですか?

突然の顔のゆがみ、片側の手足の脱力、言葉の異常など、脳卒中を疑う症状がある場合は、自分で運転して受診するのではなく、119番へ連絡することが勧められます。

脳梗塞の急性期治療では時間が治療選択に関係します。救急搬送であれば、必要な医療機関への連絡や処置につながりやすくなります。発症した時刻、または最後に普段どおりだった時刻が分かれば、救急隊や医療者に伝えてください。

 

まとめ・サンドウィッチマン伊達みきおさんも発症した脳梗塞とは?

脳梗塞は、脳の血管が詰まることで起こる病気です。発症すると、顔のゆがみ、片側の手足の麻痺や脱力、ろれつが回らない、言葉が出にくいといった症状が突然現れることがあります。

今回、脳梗塞を公表したサンドウィッチマンの伊達みきおさんも、仕事で会った相方の富澤たけしさんに「うまくしゃべれない」と伝え、病院を受診した経緯が報じられています。

もちろん、伊達さんの発症原因や病型などは公表されておらず、個別のケースから一般化することはできません。ただ、今回の出来事から私たちが学べることがあります。

それは、「いつもと違う異変」を見過ごさないことです。

突然、言葉が出にくくなった、片側の手足に力が入らない、顔がゆがむといった症状があれば、様子を見ずに速やかに救急要請してください。症状が一度消えた場合も、一過性脳虚血発作(TIA)の可能性があるため注意が必要です。

また、脳梗塞には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙など、日頃から確認・管理できる危険因子もあります。

脳梗塞を完全に防ぐことはできませんが、血圧を知る、健診を受ける、禁煙する、食事や運動を見直す、必要な治療を続けるなど、今からできることはあります。

  • ・予防すること。
  • ・異変に気づくこと。
  • ・そして、迷わず行動すること。

伊達さんのニュースを「有名人が脳梗塞になった」という出来事だけで終わらせず、自分や家族の健康を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

脳梗塞について正しく知っておくことが、いざというときに自分自身や大切な人を守る備えになります。

 

監修:医療法人香華会リボーンクリニック本院

 

 

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