コラム

COLUMN

再生医療に年齢制限はあるのか?受けられない人はどんな人?

再生医療FAQ

再生医療を受けていただく際の患者様の制限や条件についてお話しします。

先日、女性の方からお電話でお問い合わせがありました。その内容は、

「お母様に再生医療を受けてもらいたいと考えているが、年齢制限などの治療条件を知りたい。」

ということでした。

多くの方は幹細胞治療やPRP療法といった再生医療を受けていただくことができますが、一部の方に対しては時期を変えて治療をオススメする場合があります。

確認項目 内容
年齢 治療条件の範囲内か
現在の病気 感染症や治療中の病気があるか
アレルギー歴 麻酔薬などで過敏症が出たことがあるか
症状の経過 いつから、どの程度つらいか
これまでの治療 薬、注射、手術提案の有無など

やはり患者様の安全が第一なので、少し治療を受ける際の条件を設けています。
実際は一度直接ご相談いただけると確実なので、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

その女性からの再生医療に関するお問い合わせ内容

 

再生医療の制限?

その内容は、このようなものでした。

お母さんの膝を良くしてあげたい

「母が長年膝に痛みがあり整形外科で治療をしているが、最近はヒアルロン酸注射をしてもなかなか膝の痛みが消えないようになった。

昔は多少痛みがあっても自分で外出できていたが、最近は部屋の中を移動するにも一苦労。
寝たきりになってしまうんじゃないかと心配している。私もずっと付き添えるわけではないし。

医師からは手術を勧められているが、母は高齢なので身体に過度な負担がかからないか心配。
母も注射は頑張れるけど手術は怖いと言うし。再生医療に興味があるけど、年齢制限や治療を受けられる制限や条件はありますか?」

 

クリニックでは、ご家族のご病気の相談も受けることがあります。

相談内容 背景にある悩み
高齢の母の膝痛を何とかしたい 手術への不安、身体への負担を減らしたい
糖尿病の父が透析を勧められている 通院負担や生涯続く治療への不安
母が肝移植しかないと言われた ドナー不足、拒絶反応や副作用への不安

 

ご両親の変形性膝関節症に関するご相談が多いですが、

・「糖尿病の父が医師から透析をするように言われたが、透析はかなり頻回の通院が必要で、
 生涯続けないといけないと聞 いた。再生医療でどうにかならないか。」

・「母が肝臓の病気で、肝移植しか治療法がないと言われた。でも、ドナーがなかなか
 見つからない。拒絶反応とか副作用も怖い。幹細胞治療で肝機能を改善させることは
 できないか。」

このようなご相談もいただきます。
やっぱり、ご家族にはなるべく負担がなくて副作用のない治療を受けてほしいですよね。

 

幹細胞治療やPRP治療などの再生治療の制限や条件

幹細胞治療もPRP治療もとても安全な治療です。また、ご自身の細胞や血液を材料にして行う治療なので、アレルギーや拒絶反応といった副作用はありません。

比較項目 再生医療の特徴
治療材料 ご自身の細胞や血液を用いる
治療方法 注射や点滴で行う
身体への負担 手術に比べて負担を抑えやすい
副作用への配慮 アレルギーや拒絶反応のリスクに配慮しやすい
高齢者との相性 手術に不安がある方の選択肢になりうる

 

また、再生医療の施術は、注射や点滴で行います。手術のような大掛かりなことはしません。
なので、身体に負担がかかったり傷跡が残ったりという心配はありません。

ですが、いくつか治療を受ける際に制限があります。以下の通りです。

項目 条件・内容
年齢 20歳~80歳
感染症 感染症がないこと
アレルギー歴 麻酔薬などで過敏症・アレルギー症状を起こしたことがないこと
医師判断 カウンセリングの結果、医師が不適と判断した場合は治療を受けられないことがある

※実際の適応は、診察・カウンセリングのうえで個別に判断されます。

 

再生医療を受ける時期

早めがいい

先ほどのお問い合わせいただいた女性のように、再生医療は治療の最終手段として選ばれることがあります。
その時に、「治療法が手術しかないような末期の状態なんですがまだ再生医療で改善する余地はありますか?」とも尋ねられました。

どんな治療でも早めに受けることが重要です。
重症になればなるほど、強力な治療が必要になり、治療の期間や投薬量も増えます。

するとその分、副作用も強くなります。重症な方ほど副作用に耐えられる体力が少ないので辛いところですよね。一方、再生医療は身体に負担がない治療なので、重症な方でも安心して繰り返し受けることができます。

再生医療は重症な方にもとてもオススメです。

状態 一般的な考え方
早期の段階 身体の機能が残っている可能性があり、治療選択肢を広く持ちやすい
症状が進行した段階 改善に時間がかかったり、治療のハードルが上がることがある
手術しかないと言われた段階 状態によっては相談の価値があるが、適応は個別判断となる
高齢・重症の方 身体への負担に配慮した治療として検討されることがある

 

<幹細胞の質が大切>

最後にもう一点。それは、「幹細胞治療では、投与する幹細胞の質が大切です。」という点です。リボーンクリニック本院では、自社の細胞加工施設で幹細胞を培養します。

胞加工施設を実際に所有して、細胞培養まで自身で管理する再生医療クリニックは国内に数件しかありません。

また、リボーンクリニックの細胞加工施設では高度な技術を持つ細胞培養士が、常に幹細胞をチェックして活性の高い幹細胞のみを培養しています。

せっかく幹細胞を採取できても、培養がうまくいかず死んだ細胞が多いと意味がありません。
花を育てるときと同じです。せっかく珍しい花の苗をもらっても大事に育てることができずに枯らしてしまえば、せっかくの貴重な花を見ることはできません。

ポイント 内容
細胞加工施設(CPC) 専門施設で適切に培養管理されているか
培養技術 活性の高い幹細胞を見極めて培養できるか
品質管理 投与まで細胞の状態を安定して保てるか
施設体制 外部任せではなく、一貫管理できる体制があるか
クリニック選び 治療実績や細胞管理体制を確認することが重要

クリニック選びも慎重に行ってくださいね。

 

治療をすることで病気自体は治っても、薬の副作用や手術でかえって身体に負担がかかるということがあります。
どうして病気を治すのかというと、生活を豊かにするためです。

行きたい場所へ行って、おいしいものを食べて、会いたい人に会って話して、といった楽しみを謳歌できるために健康でいたいと思いますよね。

なので、治療によってそのような楽しい時間が削られることは本末転倒です。

再生医療で負担なく解決できるかもしれません。お悩みの症状がある方はお気軽にお問い合わせくださいね。

 

医療法人香華会 リボーンクリニック本院・福岡
理事長 坂口 尚(医師)