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膝を曲げると痛い原因は?痛む場所・動作別の見分け方と受診の目安

膝の症状

膝を曲げると痛い

目次

膝を曲げると痛い原因は?痛む場所・動作別の見分け方と受診の目安

「膝を曲げると痛い」
「正座がつらい」
「しゃがむと膝に違和感がある」
「階段の上り下りで膝が痛む」

このような症状があると、年齢のせいなのか、使いすぎなのか、それとも何か病気が隠れているのか…と不安になるかもしれません。

膝を曲げると痛い!その原因、実は一つではありません。膝の内側・外側・前側・裏側のどこが痛むのか、正座・しゃがむ・階段・立ち上がりなど、どの動作で痛むのかによっても考えられる原因は変わります。

膝は、骨、軟骨、半月板、靭帯、腱、筋肉などが関わる複雑な関節です。そのため、痛みの原因を自己判断だけで決めつけるのは難しく、症状によっては医療機関で状態を確認した方がよい場合もあります。

この記事では、膝の痛みが曲げると出る方に向けて、痛む場所・動作別に考えられる原因、自宅でできる対処、受診を検討したいサイン、治療選択肢についてわかりやすく解説してまいります。

 

膝を曲げると痛い原因は一つではありません

膝を曲げると痛い場合、関節の中だけでなく、膝まわりの筋肉や腱、靭帯など、さまざまな組織が関係している可能性があります。

「膝の痛み」と一言でいっても、原因は人によって異なります。加齢による関節の変化、スポーツや仕事による使いすぎ、筋力低下、姿勢や歩き方のクセ、過去のケガなどが関係する場合もあります。

 

膝は軟骨・半月板・靭帯・腱が関わる複雑な関節

膝関節は、太ももの骨、すねの骨、膝のお皿を中心につくられています。骨と骨の間には軟骨や半月板があり、歩行や階段の上り下りで生じる衝撃をやわらげています。

また、膝の安定には靭帯や腱、太ももの筋肉も関わっています。

そのため、膝を曲げたときに痛みが出る場合、次のような部分に負担がかかっていることがあります。

関係する部位 主な役割 痛みとの関係
軟骨 骨同士の摩擦を減らす すり減ると動作時の痛みにつながる場合がある
半月板 膝の衝撃を吸収する 損傷すると引っかかりや曲げ伸ばしの痛みが出る場合がある
靭帯 膝の安定性を保つ ケガや負担で痛みや不安定感が出る場合がある
筋肉と骨をつなぐ 使いすぎで炎症が起こる場合がある
筋肉 膝を支え、動かす 筋力低下や硬さが膝への負担につながる場合がある

 

痛みの場所や動作によって考えられる原因が変わる

膝を曲げると痛いときは、まず「どこが痛いか」「どんな動作で痛むか」を観察することが大切です。

たとえば、膝の内側が痛い場合は、変形性膝関節症や鵞足炎、内側半月板損傷などが関係する場合があります。膝の前側が痛い場合は、膝のお皿まわりへの負担が関係していることもあります。

ただし、痛む場所だけで病名を決めることはできません。あくまで原因を考える手がかりとして整理し、症状が続く場合は、整形外科にて医師の診察を受けることが大切となります。

観察ポイント 確認する内容
痛む場所 内側・外側・前側・裏側
痛む動作 正座・しゃがむ・階段・立ち上がり・歩き始め
伴う症状 腫れ・熱感・音・引っかかり・ロック感
きっかけ 転倒・スポーツ・長時間歩行・急な運動

 

痛む場所別|膝を曲げると痛いときに考えられる原因

膝のどこが痛むかによって、考えられる原因は変わります。

ここでは、膝の内側・外側・前側・裏側に分けて、代表的な原因を整理します。ただし、これは診断ではありません。症状を整理するための目安としてご覧ください。

 

膝の内側が痛い場合

膝の内側が痛い場合は、「変形性膝関節症」、「鵞足炎」、「内側半月板損傷」などが関係している場合があります。

変形性膝関節症は、中高年以降に多くみられる膝の病気です。軟骨がすり減り、炎症や痛み、関節の変形が起こることがあります。歩き始めや立ち上がり、階段の上り下りで痛みを感じることがあります。

鵞足炎は、膝の内側やや下にある腱の集まる部分に炎症が起こる状態です。ランニングや運動の繰り返し、筋肉の硬さなどが関係することがあります。

また、内側半月板損傷では、膝の曲げ伸ばしで引っかかる感じや痛みが出る場合があります。

膝の外側が痛い場合

膝の外側が痛い場合は、腸脛靭帯炎、外側半月板損傷、外側型の変形性膝関節症などが関係している場合があります。

腸脛靭帯炎は、ランニングや長距離歩行などで膝の外側に負担がかかり、痛みが出ることがあります。スポーツをしている方や、急に運動量を増やした方にみられることがあります。

外側半月板に負担がかかっている場合は、膝の曲げ伸ばしで違和感や引っかかり感が出ることもあります。

膝の前側が痛い場合

膝の前側が痛い場合は、膝のお皿周辺への負担が関係していることがあります。

階段の上り下り、しゃがみ込み、立ち上がりなどで膝の前側に痛みが出る場合、膝蓋大腿関節と呼ばれる部分に負担がかかっている可能性があります。膝蓋大腿関節とは、膝のお皿と太ももの骨が接する部分のことです。

また、ジャンプやランニングを繰り返す方では、膝蓋腱炎と呼ばれる状態が関係する場合もあります。

膝の裏側が痛い場合

膝の裏側が痛い場合は、半月板損傷、膝裏の腫れ、ベーカー嚢腫などが関係していることがあります。

膝を深く曲げたときに裏側がつっぱる、曲げ伸ばしで違和感がある、膝の裏にふくらみを感じるといった場合は、関節内の炎症や水のたまりが影響していることもあります。

膝裏の痛みは自己判断が難しいため、症状が続く場合は医療機関で確認した方がよいでしょう。いずれにしても、自分で判断することは難しいため、膝に何らかの違和感がある場合は、整形外科にて医師の判断を得てください。

痛む場所 考えられる原因(例) 特徴
膝の内側 変形性膝関節症、鵞足炎、内側半月板損傷 階段、歩き始め、押したときに痛い場合がある
膝の外側 腸脛靭帯炎、外側半月板損傷 ランニングや長距離歩行で痛みやすい
膝の前側 膝蓋大腿関節への負担、膝蓋腱炎 階段やしゃがみ込みで痛い場合がある
膝の裏側 半月板損傷、膝裏の腫れ、ベーカー嚢腫など 深く曲げる、曲げ伸ばしで痛い場合がある

 

動作別|正座・しゃがむ・階段で痛いときの考え方

どの動作で膝が痛むかを確認すると、膝にどのような負担がかかっているのかを整理しやすくなります。膝を曲げる動作の中でも、正座、しゃがむ、階段、立ち上がり、歩き始めでは、膝への負担のかかり方が異なります。

正座で痛い場合

正座で膝が痛い場合、膝を深く曲げたときに関節や半月板へ負担がかかっている可能性があります。

変形性膝関節症がある方では、膝の曲がる範囲が狭くなり、正座がつらくなることがあります。また、半月板に問題がある場合も、深く曲げたときに痛みや引っかかりを感じることがあります。

正座で毎回痛む場合は、無理に続けず、椅子生活へ切り替えるなど膝にやさしい工夫を検討しましょう。

しゃがむと痛い場合

しゃがむ動作では、膝を深く曲げるだけでなく、体重が膝にかかります。そのため、半月板や膝のお皿まわり、太ももの筋肉に負担がかかりやすくなります。

しゃがむと膝の前側が痛い場合は、膝蓋大腿関節への負担が関係していることがあります。膝の内側や裏側が痛い場合は、半月板や関節内の炎症が関係していることもあります。

痛みを我慢してしゃがみ込みを続けると、症状がつらくなる場合があるため注意が必要です。

 

階段の上り下りで痛い場合

階段では、平地を歩くときより膝に大きな負担がかかります。特に階段を下りるときは、膝で体重を支えながら動くため、痛みが出やすくなります。

変形性膝関節症では、階段の上り下りや立ち上がりで痛みを感じることがあります。また、太ももの筋力低下があると、膝への負担が増えやすくなります。リハビリ等にて筋力を上げる、落とさない治療が大切になってきます。

階段で痛みがある場合は、手すりを使う、無理に急がない、エレベーターを活用するなど、負担を減らす工夫が大切です。

 

立ち上がり・歩き始めで痛い場合

椅子から立ち上がるときや、歩き始めに膝が痛む場合は、変形性膝関節症にみられる動き始めの痛みが関係していることがあります。

しばらく動くと痛みが軽くなる場合もありますが、痛みが続く、腫れを伴う、歩く距離が短くなっている場合は、早めに医療機関で状態を確認しましょう。

痛む動作 考えられる原因(例) 注意点
正座 深い屈曲による関節や半月板への負担 無理に続けない
しゃがむ 半月板や膝前側への負担 深く曲げすぎない
階段 変形性膝関節症、筋力低下、膝蓋大腿関節への負担 下りで痛い場合は注意
立ち上がり 変形性膝関節症、こわばり 動き始めの痛みを確認
スポーツ中 鵞足炎、腸脛靭帯炎、疲労骨折など 休んでも続くなら相談

 

膝を曲げると痛いときに考えられる主な疾患

膝を曲げると痛い場合、代表的な疾患を知っておくと、受診時に症状を説明しやすくなります。

ただし、ここで紹介する内容だけで病名を判断することはできません。症状が続く場合は、医師の診察や必要な検査を受けることが大切です。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減り、痛みや炎症、関節の変形が起こる病気です。中高年以降に多くみられ、特に歩き始め、立ち上がり、階段の上り下りなどで痛みを感じることがあります。

進行すると、膝が腫れる、曲げ伸ばしがしにくい、正座が難しいといった症状が出る場合もあります。

 

半月板損傷

半月板は、膝の中でクッションのような役割をする組織です。スポーツや転倒などの外傷で傷つくこともあれば、加齢によって傷みやすくなることもあります。

半月板損傷では、膝の曲げ伸ばしで引っかかる感じ、ロック感、膝に水がたまる感じなどが出る場合があります。

 

鵞足炎

鵞足炎は、膝の内側やや下にある腱の集まる部分に炎症が起こる状態です。

ランニング、スポーツ、階段の上り下り、筋肉の硬さなどが関係する場合があります。膝の内側を押すと痛い、運動後に痛む、階段で痛みが出るといった症状がみられることがあります。

 

タナ障害

タナ障害は、膝の中にある滑膜のひだが擦れて炎症を起こす状態です。膝を曲げ伸ばししたときに音が鳴る、引っかかる感じがある、膝の内側に違和感があるといった症状が出る場合があります。

スポーツや膝の使いすぎが関係することもあります。

 

疲労骨折

疲労骨折は、同じ場所に小さな負担が繰り返しかかることで骨に細かいひびが入る状態です。長距離ランニングや部活動など、運動量が多い方にみられることがあります。

運動中は痛いが休むと軽くなる場合もあり、発見が遅れることがあります。痛みが続く場合は、画像検査が必要になることもあります。

疾患 主な特徴 相談目安
変形性膝関節症 動き始めや階段で痛い 中高年、慢性的な膝の痛み
半月板損傷 引っかかり、ロック感、水がたまる感じ 曲げ伸ばしで違和感がある
鵞足炎 膝内側下方の痛み 運動後や階段で痛い
タナ障害 音や引っかかり 屈伸で違和感がある
疲労骨折 運動時の局所的な痛み スポーツ後も痛みが続く

 

自宅で様子を見る前に確認したい危険サイン

膝を曲げると痛い症状の中には、早めに医療機関へ相談した方がよいものがあります。

特に、腫れ、熱感、水がたまる感じ、ロック感、歩行困難などがある場合は、自己判断で長く様子を見ない方がよい場合があります。

早めに医療機関へ相談した方がよい症状

次のような症状がある場合は、医療機関で状態を確認することを検討してください。

  • □ 膝が腫れている
  • □ 膝が熱を持っている
  • □ 水がたまる感じがある
  • □ 曲げ伸ばしで引っかかる
  • □ 膝がロックして動かしにくい
  • □ 歩くのがつらい
  • □ 夜も痛む
  • □ 転倒やスポーツ後から痛みが続いている
  • □ 1週間以上痛みが続いている
  • □ 日常生活に支障が出ている

これらの症状があるからといって、必ず重い病気とは限りません。
しかし、膝の中で炎症や損傷が起きている可能性もあるため、早めに原因を確認することが大切です。

 

整形外科等で役立つ、受診時に伝えておきたい症状メモとは

受診時には、症状をできるだけ具体的に伝えると診察がスムーズになります。

以下の項目をメモしておくとよいでしょう。

メモする項目 具体例
いつから痛いか 3日前から、1か月前から、運動後から
どの動作で痛いか 正座、階段、しゃがむ、立ち上がり
どこが痛いか 内側、外側、前側、裏側
腫れや熱感の有無 腫れている、熱っぽい、水がたまる感じ
音や引っかかり パキッと鳴る、引っかかる、ロックする
きっかけ 転倒、スポーツ、長時間歩行、急な運動

医師に症状を伝えることで、必要に応じてX線検査やMRI検査などと合わせて、より正確な診断が得られます。

 

膝を曲げると痛いときに自宅でできる対処法

膝を曲げると痛いときは、まず無理に曲げず、痛みが出る動作を減らすことが大切です。

症状が軽く、腫れや熱感が強くない場合は、自宅で負担を減らしながら様子を見ることもあります。ただし、痛みが続く場合や症状が強い場合は、医療機関への相談をお勧めします。

 

まずは無理に曲げない・痛い動作を減らす

痛みがあるときに、無理に正座やしゃがみ込みを続ける必要はありません。

膝を深く曲げる動作は、関節や半月板に負担をかけることがあります。痛みがある間は、椅子に座る、洋式トイレを使う、床に座る時間を減らすなど、膝を深く曲げない洋風をイメージした生活に切り替えることが大切です。

 

急な痛みや腫れがある場合は冷やす

急に膝が痛くなった、腫れている、熱を持っている場合は、炎症が起きている可能性があります。

このような場合は、無理に動かさず、冷却を検討することがあります。冷やすことで、炎症によるつらさを和らげる目的があります。

ただし、強い痛みや腫れが続く場合は、冷やすだけで対応せず、医療機関で相談してください。

 

慢性的なこわばりには温める方法が合う場合もある

慢性的に膝がこわばる、冷えると動かしにくいという場合は、温めることで動かしやすく感じることがあります。

入浴や温罨法などで血流を促し、筋肉の緊張をゆるめる目的で行われることがあります。

ただし、腫れや熱感がある場合に温めると、症状がつらくなることがあります。温めるか冷やすか迷う場合は、医師や理学療法士に相談しましょう。

 

ストレッチは痛みのない範囲で行う

膝まわりの筋肉が硬いと、膝に負担がかかりやすくなる場合があります。そのため、太ももの前後、ふくらはぎ、股関節まわりのストレッチが役立つことがあります。

ただし、痛みを我慢して伸ばす必要はありません。

反動をつけず、ゆっくり伸ばし、痛みが出る場合は中止してください。腫れや熱感があるとき、急に痛くなったときは、無理にストレッチを行わない方がよい場合があります。

 

サポーターの活用や、靴の見直しで負担を減らす

サポーターは、膝の不安定感がある場合に用いると、膝を支えて外出時や歩行時の不安を少なくできます。

また、靴の見直しも大切です。クッション性があり、かかとが安定した靴を選ぶことで、歩行時の衝撃を和らげやすくなります。

すり減った靴や脱げやすい靴は、歩き方のバランスを崩し、膝に負担をかけることがあります。

状態 対処の目安
急に痛い・腫れている 無理に動かさず冷却を検討
慢性的にこわばる 温めて動かしやすくする場合もある
曲げると痛い 深く曲げる動作を避ける
歩くと痛い 靴や歩行距離を見直す
不安定感がある サポーターや杖を検討する場合もある

 

避けたい対処|膝を曲げる痛みをつらくしないために

膝を曲げると痛いときは、痛みを我慢して動かし続けることや、原因不明のまま強い運動を始めることは避けた方がよい場合があります。

「少し鍛えればよくなるはず」と自己判断で負荷をかけると、症状がつらくなることがあります。無理することなく早めに医療機関を受診しましょう。

 

痛みを我慢して正座やしゃがみ込みを続ける

正座やしゃがみ込みは、膝を深く曲げる動作です。膝に痛みがある場合は、無理に続けないようにしましょう。特に、痛みがあるのに毎日正座をする、仕事や家事で深くしゃがむ姿勢を続けると、膝への負担が大きくなる場合があります。

 

原因不明のまま強い筋トレを行う

膝の痛みに対して筋力を保つことは大切ですが、原因がわからないまま強い筋トレを始めるのは注意が必要です。

深いスクワット、ジャンプ動作、急なランニングなどは、状態によっては膝に負担をかける場合があります。運動を行う場合は、痛みのない範囲で、軽い内容から始めることが大切です。

 

腫れや熱感があるのに温める

膝が腫れている、熱を持っている場合は、炎症が関係していることがあります。

その状態で温めると、症状がつらく感じられる場合があります。腫れや熱感があるときは、自己判断で温め続けず、医療機関に相談してください。

 

湿布だけで長期間様子を見る

湿布は痛みへの対処として使われることがありますが、原因を確認するものではありません。

一時的に楽になっても、曲げると痛い状態が続く、腫れる、引っかかる、歩きづらいといった症状がある場合は、医療機関で状態を確認することが大切です。

避けたい行動をチェックしてみましょう。

  • ☑ 痛みを我慢して正座を続けている
  • ☑ しゃがみ込みを繰り返している
  • ☑ 原因がわからないまま強い筋トレをしている
  • ☑ 腫れているのに温めている
  • ☑ 湿布だけで何週間も様子を見ている
  • ☑ 膝の引っかかりやロック感を放置している

当てはまる項目が多い場合は、セルフケアの方法を見直し、必要に応じて医療機関への相談を検討してください。

 

医療機関ではどのような検査・治療を行うのか

医療機関では、問診や検査によって膝の痛みの原因を確認し、症状に合った治療方針を検討します。膝を曲げると痛い原因は複数あるため、痛みの場所や動作だけで判断するのではなく、必要に応じて画像検査を行うことがあります。

 

問診・触診・X線・MRIなどで原因を確認する

診察では、まず痛みの出方や生活への影響を確認します。たとえば、いつから痛いのか、どの動作で痛いのか、腫れや熱感があるのか、スポーツや転倒のきっかけがあったのかなどを確認します。

そのうえで、膝を動かしたときの痛み、押したときの痛み、可動域などを診ます。必要に応じて、X線検査やMRI検査が行われることもあります。

X線では骨の変化や関節のすき間を確認しやすく、MRIでは半月板や靭帯、軟骨などの状態を確認する際に役立ちます。

 

保存療法で行われる主な治療

膝の痛みに対しては、まずは以下のような「保存療法」が検討されます。保存療法とは、手術以外の方法で痛みや炎症、関節への負担に対応する治療です。

代表的なものには、薬物療法、リハビリ、運動療法、ヒアルロン酸注射、装具療法などがあります。

治療・対応 主な目的
薬物療法 痛みや炎症への対応
リハビリ 筋力や動作の改善を目指す
運動療法 膝を支える筋力維持を目指す
ヒアルロン酸注射 関節の動きを助ける目的で行われることがある
装具療法 膝への負担を減らす
手術療法 変形や機能障害が強い場合に検討されることがある

治療方針は、膝の状態、痛みの程度、年齢、生活スタイル、仕事や運動習慣などを踏まえて判断されます。

 

再生医療を相談する

膝の痛みの原因が変形性膝関節症などに関係している場合、再生医療といいう新しい治療法が近年脚光を浴びています。再生医療は、「PRP療法」や「幹細胞治療」などがあり、関節内の炎症や組織修復に対するアプローチとして実際に用いられています。

ただし、再生医療はすべての方に適しているわけではありません。適応は、医師の診察や検査によって判断されます。また、自由診療となる場合があり、費用、治療内容、リスク、期待できる範囲について事前に確認することが大切です。

保存療法や手術療法などとあわせて、新たな選択肢として考えることができるようになりました。当院は、厚生労働省に届出済み、再生医療専門クリニックでは日本でもトップクラスの実績と実際の細胞培養施設を持つ大型クリニックです。

福岡で変形性膝関節症の治療や再生医療について相談したい方は、治療内容や相談の流れを以下のページでご確認いただけます。

https://syucell.com/fukuoka/treatment-contents/osteoarthritis/

 

福岡・九州で膝の痛みを相談したい方へ

膝を曲げると痛い症状が続く場合は、まず原因を確認し、治療選択肢を整理することが大切です。

福岡・九州エリアで膝の痛みについて情報収集されている方の中には、「手術を勧められた」、あるいはそれ以前「まだ受診するほどではないのでは」と迷っている方もいるかもしれません。

しかし、医療機関で相談することは、すぐに大きな治療を決めることではありません。まずは膝の状態を確認し、保存療法、リハビリ、注射、手術などといった中で当院のような再生医療専門クリニックという選択肢もあることを知っていただければと思います。

 

膝を曲げる痛みは原因の確認が大切

膝の痛みは、「曲げると痛い」という同じ症状でも、原因が異なります。

変形性膝関節症、半月板損傷、鵞足炎、タナ障害、疲労骨折など、状態によって対処法や治療方針が変わることがあります。

そのため、長く続く痛みや日常生活に支障がある痛みは、自己判断で抱え込まず、原因を確認することが大切です。

 

手術を決める前に治療選択肢を整理する相談も可能

膝の痛みがあるからといって、すぐに手術が必要とは限りません。症状や進行度によっては、保存療法や生活指導、リハビリなどが検討される場合があります。

一方で、保存療法だけでは十分な変化を感じにくい場合や、手術以外の選択肢について知りたい場合には、再生医療を含めて相談されることもあります。

大切なのは、現在の膝の状態を確認し、自分に合う可能性のある選択肢を冷静に整理することです。

 

まとめ|膝を曲げると痛いときは、場所・動作・危険サインを確認しましょう

膝を曲げると痛い原因は一つではありません。

膝の内側、外側、前側、裏側のどこが痛むのか。正座、しゃがむ、階段、立ち上がり、歩き始めなど、どの動作で痛むのか。腫れ、熱感、引っかかり、ロック感、水がたまる感じがあるのか。

これらを整理することで、原因を考える手がかりになります。

ただし、自己判断だけで病名を確定することは困難です。痛みが続く、腫れや熱感がある、曲げ伸ばしで引っかかる、歩行に支障がある場合は、医療機関で状態を確認しましょう。

自宅での対処は、痛みのない範囲で行うことが大切です。無理に曲げる、強く伸ばす、痛みを我慢して運動することは避けた方がよい場合が多々あります。

膝の痛みと上手に向き合うためには、自宅でできる工夫と、医療機関での評価を組み合わせることが大切です。

この記事のポイント

☑ 膝を曲げると痛い原因は、軟骨・半月板・靭帯・腱など複数考えられます
☑ 痛む場所や動作を整理すると、原因を考える手がかりになります
☑ 正座・しゃがむ・階段で痛い場合は、変形性膝関節症や半月板損傷などが関係する場合があります
☑ 腫れ・熱感・水がたまる・ロック感がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう
☑ 自宅での対処は痛みのない範囲で行い、原因不明のまま無理に動かさないことが大切です
☑ 保存療法で変化が乏しい場合は、再生医療などの選択肢を医師に相談できる場合があります

 

監修:医療法人香華会リボーンクリニック本院・福岡

 

膝の痛みへの再生医療でのアプローチをご案内します

 

よくある質問Q&A・膝を曲げると痛い

Q1. 膝を曲げると痛い原因は何ですか?

A. 変形性膝関節症、半月板損傷、鵞足炎、タナ障害、疲労骨折などが関係している場合があります。痛む場所や動作、腫れや引っかかり感の有無によって原因は異なるため、症状が続く場合は医療機関で確認することが大切です。

Q2. 正座をすると膝が痛いのは変形性膝関節症ですか?

A. 変形性膝関節症が関係する場合もありますが、半月板や膝前側の関節への負担が関係することもあります。正座で毎回痛む、曲げ伸ばしがしづらい、腫れがある場合は受診を検討してください。

Q3. 膝を曲げると音が鳴るのは危険ですか?

A. 音だけで痛みがない場合は経過を見ることもあります。ただし、痛み、引っかかり、ロック感、腫れを伴う場合は、半月板損傷やタナ障害などが関係する場合があるため、医療機関で相談した方がよいことがあります。

Q4. 膝を曲げると痛いときにストレッチしてもよいですか?

A. 痛みが強くない場合は、無理のない範囲で行うことがあります。ただし、腫れや熱感がある場合、急に痛くなった場合、動かすと痛みが増す場合は、無理にストレッチせず医師に相談してください。

Q5. 再生医療は膝を曲げる痛みにも相談できますか?

A. 変形性膝関節症などが関係している場合、再生医療について相談されることがあります。ただし、適応は膝の状態や検査結果によって異なります。効果には個人差があり、自由診療となる場合もあるため、費用やリスクを確認したうえで検討することが大切です。

 

リボーンクリニックは、厚生労働省に届出済みの再生医療専門クリニックです。変形性膝関節症をはじめとする膝の痛みに悩む患者さまへ、最新の知見に基づいたオーダーメイドの治療を提供しています。

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