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睡眠時無呼吸と脳梗塞の関係?脳卒中リスク・検査・治療・再発予防

脳梗塞

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸は脳梗塞と関係する?脳卒中リスク・検査・治療・再発予防を解説

「毎晩大きないびきをかいているよ」「寝ている間に呼吸が止まっている!」などと家族から言われた。このような状態が続いている場合は、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まったり、浅くなったりする状態を繰り返す病気です。単なる「いびきの問題」ではなく、高血圧などとも関連し、脳梗塞を含む脳卒中や心血管疾患との関係も指摘されています。

ただし、睡眠時無呼吸があるからといって、必ず脳梗塞になるわけではありません

脳梗塞には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙など、複数の危険因子(原因)が関係します。また、すでに脳梗塞や脳出血を経験した方の場合は、発症後にいびきが大きくなったり、睡眠中の呼吸が変化したりすることもあります。

この記事では、睡眠時無呼吸と脳梗塞の関係から、家族が確認したい症状、検査、CPAPなどの治療、脳卒中を経験した方の健康管理・再発予防まで順番に解説してまいりますい。

 

「いびき」の後ろに「睡眠時無呼吸」が隠れていることがある

いびきをかいているからといって、すべての方が「睡眠時無呼吸症候群」というわけではありません。まずは、いびきと睡眠時無呼吸を分けて考えることが大切です。

 

 いびきが起こる仕組み

眠っているときは、起きているときよりも舌や喉の周囲の筋肉が緩みます。

その結果、鼻から喉、気管へ続く空気の通り道である「気道」が狭くなると、空気が通過する際に喉の粘膜などが振動して音が出ます。これがいびきです。

気道が狭くなりやすい背景には、さまざまな要因があります。

・ 体重増加
・ 飲酒
・ 鼻づまり
・ 仰向けの睡眠
・ 顎や喉の形

そのため、一時的ないびきだけで病気と判断することはできません。

 

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まったり、十分な呼吸ができなくなったりする状態を繰り返す病気です。なかでも多いのが「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」です。

閉塞性睡眠時無呼吸では、眠っている間に喉の空気の通り道が狭くなったり、塞がったりすることで、無呼吸や低呼吸が生じます。

特徴的な睡眠中の変化として、次のような状態がみられる場合があります。

大きないびきが続く

いびきや呼吸がしばらく止まる

大きく息を吸うように呼吸が再開する**

ただし、すべての方にこのパターンがみられるわけではありません。

また、「いびきが大きいほど睡眠時無呼吸が重い」と単純に判断することもできません。

国立精神・神経医療研究センターでも、閉塞性睡眠時無呼吸では気道の狭窄や閉塞によって呼吸が妨げられ、低酸素や繰り返す覚醒反応が生じると説明されています。(出典:[国立精神・神経医療研究センター「睡眠関連呼吸障害」])

 

睡眠時無呼吸と脳梗塞・脳卒中が関係する理由

では、なぜ睡眠時無呼吸が脳梗塞との関係で注目されているのでしょうか。ポイントは、「いびき」という音自体ではありません。

睡眠中に無呼吸・低呼吸、低酸素、覚醒を繰り返すことです。

 

睡眠中に低酸素と覚醒を繰り返す

気道が塞がったり狭くなったりすると、体内へ取り込める酸素が減ります。その状態が続くと、体は呼吸を再開するために覚醒反応を起こします。

本人がはっきり目を覚ました記憶がなくても、睡眠が細かく中断される場合があります。

無呼吸を繰り返すことで、以下のような変化が起こります。

  • ・ 血液中の酸素濃度が変動する
  • ・ 睡眠が細かく分断される
  • ・ 交感神経が活発になりやすくなる
  • ・ 血圧や心拍が変動しやすくなる

 

高血圧などとの関連にも注意する

睡眠時無呼吸は、高血圧をはじめとする心血管系の病気とも関連します。

高血圧は、脳梗塞や脳出血などの脳卒中を考えるうえで代表的な危険因子です。

そのため睡眠時無呼吸は、「夜のいびきを止めるためだけの問題」としてではなく、全身の健康管理の一部として考える必要があります。

ただし、次のような関係ではありません。

睡眠時無呼吸 → 必ず脳梗塞になる✖

脳梗塞は一つの原因だけで起こる病気ではないからです。

項目 考え方
いびき 気道が狭くなったときに生じる音。いびきだけで脳卒中リスクは判断できない
睡眠時無呼吸 無呼吸や低呼吸を繰り返し、低酸素や覚醒などを伴う
脳卒中との関係 高血圧などとも関連し、脳卒中を含む心血管疾患との関連が指摘されている
対応 いびきだけで判断せず、必要に応じて医療機関で検査する

 

睡眠時無呼吸を疑うサイン

睡眠時無呼吸は、眠っている本人が自分では気が付きにくい病気です。そのため、本人だけではサインを理解できない場合が多く、できるだけ家族が気づいた変化を知らせることが大切になります。

 

家族が気づきやすい睡眠中の変化

睡眠中の様子 確認したい変化
いびき 毎晩のように大きないびきが続く
呼吸 いびきや呼吸が一時的に止まっているように見える
呼吸の再開 無呼吸後に大きく息を吸うように呼吸を再開する
眠り方 息苦しそうにする、何度も寝返りを打つ
夜間 何度も目を覚ます、トイレへ何度も起きる

特に、

「大きないびきが続く」
「突然静かになる」
「大きな呼吸で再開する」

という状態を家族から繰り返し指摘されている場合は、一度医療機関へ相談するきっかけになります。ただし、家族が「呼吸が止まったように見えた」という観察だけで確定診断はできません。

 

本人が感じやすい朝・日中の変化

睡眠時無呼吸では、本人が一晩眠ったつもりでも、十分に休息できていない場合があります。

例えば、次のような症状があります。

  • □ 朝起きたときに頭が重い
  • □ 起床時に口や喉が渇いている
  • □ 十分寝ても熟睡した感じがない
  • □ 日中に強い眠気がある
  • □ 疲労感や倦怠感が続く
  • □ 集中しにくい
  • □ 会議やテレビ視聴中に眠り込んでしまう

ただし、これらは睡眠時無呼吸だけにみられる症状ではありません。睡眠不足、薬の影響、ほかの睡眠障害などでも起こることがあります。

症状だけで自己診断せず、不安がある場合は医療機関に相談しましょう。

 

日中の眠気がなくても否定できない

「昼間は眠くないので、自分は睡眠時無呼吸ではない」と考える方もいるでしょう。しかし、日中の強い眠気がないことだけで睡眠時無呼吸を否定することはできません。

症状の現れ方には個人差があります。

眠気よりも、このような症状が目立つ場合もあります。

□ 疲れが取れない
□ 集中力が続かない
□ 朝の頭痛
□ 夜中に何度も目を覚ます

特に、高血圧など脳卒中の危険因子があり、家族から慢性的ないびきや無呼吸を指摘されている場合は、医師へ相談してみるとよいでしょう。

 

家族の「睡眠中の記録」を受診に役立てる

睡眠中の症状は本人が説明しにくいため、家族の観察が診察時の参考になります。「いびきがひどい」とだけ伝えるのではなく、いつから、どのような変化があるのかを整理しておきましょう。

 

医師へ伝えたい6つの情報

確認すること 記録しておきたい内容
1. いつから始まったか 以前からか、最近になって目立ったのか
2. 頻度 毎晩か、週に数回か、特定の日だけか
3. 無呼吸 呼吸が止まるように見えるか、大きな呼吸で再開するか
4. 睡眠中の様子 息苦しそう、寝返りが多い、何度も起きるなど
5. 朝・日中の状態 頭痛、口の渇き、眠気、疲労感など
6. 体調や生活の変化 体重、飲酒、服薬、脳卒中発症との時間的関係

「毎晩」「週3回くらい」「飲酒した日に強い」「仰向けで強い」など、分かる範囲で具体的に伝えるとよいでしょう。

 

スマートフォンやウェアラブル機器は補助情報として考える

最近では、スマートフォンやスマートウォッチなどで、いびき、心拍、睡眠時間、血中酸素濃度などを記録できるものがあります。

こうしたデータは診察時の補助情報になることがあります。

  • ・ いびきの録音
  • ・ 睡眠中の短い動画
  • ・ 睡眠時間
  • ・ 心拍数
  • ・ 酸素濃度として表示されたデータ

ただし、一般向けのアプリや家庭用機器の数値だけで、睡眠時無呼吸の有無や重症度は判断できません。

 

「数値が正常だから大丈夫」
「酸素濃度が下がったから睡眠時無呼吸だ」と自己判断しないようにしましょう。

 

睡眠時無呼吸は、何科で相談する?

いびきや無呼吸が気になる場合には、次のような診療御科目でご相談ください。

  • ・ 睡眠外来・睡眠専門外来
  • ・ 呼吸器内科
  • ・耳鼻咽喉科
  • ・ 内科・ 循環器内科

どの診療科が中心になるかは医療機関によって異なります。鼻や喉の問題が強ければ耳鼻咽喉科、高血圧や心疾患などがあれば内科・循環器内科と連携する場合もあります。

脳梗塞や脳出血を経験した方の場合は、まず脳神経内科や脳神経外科など、経過を把握している主治医へ相談する方法もあります。

 

睡眠時無呼吸はどのように検査する?

症状だけでは睡眠時無呼吸の診断はできません。必要に応じて、睡眠中の呼吸状態を調べる検査を行います。

代表的なのは、自宅で行う簡易検査と、より詳しく睡眠状態を調べる「PSG」です。

 

自宅で行う簡易検査

睡眠時無呼吸が疑われる場合、自宅で検査機器を装着して眠り、呼吸の状態を記録する検査が行われることがあります。

機器によって異なりますが、次のような内容を自宅で普段に近い環境で測定できることが特徴です。

  • ・ 空気の流れ
  • ・ 酸素飽和度
  • ・ 脈拍
  • ・ 呼吸運動

 

PSGとは

PSGは「Polysomnography」の略で、日本語では終夜睡眠ポリグラフ検査と呼ばれます。

呼吸や酸素状態に加えて、脳波、眼球運動、心電図など複数の項目を記録し、実際の睡眠状態を詳しく評価します。

項目 簡易検査 PSG
実施場所 主に自宅 医療機関など
主な評価 呼吸や酸素状態など 睡眠状態と呼吸を詳しく評価
脳波 通常は測定しない機器もある 測定する

 

AHIとは

睡眠時無呼吸について調べると、「AHI」という言葉もよく使われます。AHIは「Apnea-Hypopnea Index」の略で、日本語では無呼吸低呼吸指数と呼ばれます。

睡眠1時間あたりに無呼吸や低呼吸が何回起きたかを示す代表的な指標です。

ただし、AHIの数値だけで治療方法が決まるわけではありません。

医師は、以下も含めて判断することになります。

  • ・ 酸素低下の程度
  • ・ 症状
  • ・ 年齢
  • ・ 体格
  • ・ 高血圧などの持病
  • ・ 心臓や脳血管疾患の既往

(出典:[日本睡眠学会「睡眠障害の検査」])

 

睡眠時無呼吸と診断された場合の主な治療

閉塞性睡眠時無呼吸と診断された場合、治療は一つではありません。重症度や体格、症状、鼻や喉の状態、持病などに応じて治療方針が決まります。

主な治療には、以下のようなものがあります。

  • ● CPAP
  • ● 口腔内装置
  • ● 生活習慣の見直し
  • ● 状態によって耳鼻咽喉科的な治療

 

CPAP

CPAPは「Continuous Positive Airway Pressure」の略で、日本語では持続陽圧呼吸療法と呼ばれます。

睡眠中にマスクを装着し、一定の圧力で空気を送り込むことで、気道が塞がらないように保つ治療です。

閉塞性睡眠時無呼吸では代表的な治療の一つです。

一方、使い始めには、次のような違和感を感じる場合があります。治療のためですので慣れるまで習慣づけましょう。

  • ・ マスクの違和感
  • ・ 鼻や口の乾燥
  • ・ 鼻づまり
  • ・ 空気圧の違和感
  • ・ 空気漏れ

どうしても使いづらい場合も自己判断で中止するのではなく、医師や医療スタッフへ相談してみてください。

 

口腔内装置

状態によっては、睡眠中に下顎を前方に保つ口腔内装置が検討されます。気道を広げやすくすることを目的とした装置で、一般的な市販のいびき対策用品とは異なります。

すべての方に適しているわけではなく、以下のようなことを確認する必要があります。

  • ・ 無呼吸の重症度
  • ・ 顎の状態
  • ・ 歯の状態
  • ・ 噛み合わせ

歯や顎の痛み、噛み合わせの変化などが起こることもあるため、医師や対応する歯科医師の管理のもとで使用します。

 

体重・飲酒・睡眠姿勢なども見直す

閉塞性睡眠時無呼吸では、生活習慣の見直しが治療の一部になることがあります。

 

体重

肥満が関係している方では、体重管理によって気道への負担を減らせる可能性があります。ただし、痩せている方でも顎や喉の形などによって睡眠時無呼吸は起こります。

飲酒

就寝前の飲酒によって喉の筋肉が緩み、いびきや無呼吸が悪化することがあります。

睡眠姿勢

仰向けで無呼吸が増え、横向きで減る方もいます。ただし、脳卒中後に麻痺がある方などは、家族だけの判断で無理に寝姿勢を変えないでください。

安全な姿勢について主治医や理学療法士、看護師などに相談しましょう。

いずれにしても治療の変更は医師と相談して判断しましょう。

 

脳卒中を経験したら「睡眠」も健康管理の一部として考える

脳梗塞や脳出血を経験した方にとって、睡眠は単に休息のためだけのものではありません。血圧、血糖、心臓の状態、服薬、食生活などとあわせて、睡眠の状態にも目を向けることが健康管理の一つになります。

 

脳卒中後にも睡眠呼吸障害がみられる

脳卒中を経験した方では、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする睡眠呼吸障害がみられることがあります。

代表的なのは、前述した閉塞性睡眠時無呼吸です。

一方、脳卒中の状態などによっては、呼吸を調整する脳からの指令が弱くなる「中枢性睡眠時無呼吸」がみられる場合もあります。

また、

「脳卒中になったから睡眠時無呼吸になった」とは限りません。

 

脳卒中を発症する以前から睡眠時無呼吸が存在していたものの、本人も家族も気づいていなかった可能性もあります。

脳卒中後に、変化が続く場合は、主治医へ相談してみましょう。

  • ・ 以前よりいびきが大きい
  • ・ 無呼吸を家族から指摘された
  • ・ 夜中に何度も目が覚める
  • ・ 朝も疲れが残る
  • ・ 日中の眠気が増えた

 

脳卒中後にいびきが増えても「再発」とは限らない

脳梗塞や脳出血を経験した方の家族にとって、「急にいびきが増えた」という変化は不安でしょう。

しかし、いびきが増えたという事実だけで再発とは判断できません

いびきには、色々な要因が関係するからです。

  • ・ 睡眠時無呼吸
  • ・ 体重の変化
  • ・ 鼻づまり
  • ・ 睡眠姿勢
  • ・ 飲酒
  • ・ 活動量
  • ・ 服薬
  • ・ 加齢による喉の変化

麻痺が残っている方では、発症前よりも仰向けで寝る時間が増え、いびきが変化する場合も考えられます。

ただし、以下のような症状が突然現れた場合は、通常のいびきの相談とは異なります。

  • ・ 新たに顔がゆがんだ
  • ・ 片側の手足が動かしにくくなった
  • ・ ろれつが回らない
  • ・ 言葉が出ない
  • ・ 急に反応が悪くなった

脳卒中が再発した可能性があります。家庭で様子を見たり、原因を見極めようとはせず、スグに119番へ連絡してください。

 

再発予防は睡眠だけでなく危険因子全体を管理する

睡眠時無呼吸がある場合、その治療は脳卒中後の健康管理の一つになります。

しかし、睡眠時無呼吸を治療すれば脳梗塞の再発を必ず防げるわけではありません。

脳卒中には複数の危険因子が関係します。

確認したい項目 管理の考え方
血圧 医師の指示に基づいて管理する
糖尿病 血糖状態を確認し、必要な治療を継続する
脂質異常症 病型やリスクに応じて管理する
心房細動など 必要な検査・薬物療法を継続する
喫煙・飲酒 生活習慣を見直す
睡眠時無呼吸 必要な検査・治療を行う
服薬 自己判断で中止・変更しない

特に脳梗塞では、発症原因によって再発予防の方法が異なります。動脈硬化が関係する脳梗塞と、心房細動などによって心臓から血栓が飛んで起こる脳梗塞では、治療や薬の考え方も同じではありません。

「睡眠だけ」「血圧だけ」と一つの問題だけを見るのではなく、なぜ脳卒中を発症したのかを踏まえて管理することが大切です。

 

脳卒中後は「再発予防」と「後遺症への治療」を分けて考える

脳卒中を経験した方では、再発を防ぐことと同時に、麻痺やしびれ、言語障害、歩行障害などの後遺症に対する治療やリハビリテーションも必要になります。

この2つは目的が異なります。

 

再発を防ぐ治療と後遺症への対応は目的が違う

脳梗塞治療は、大きく次のように整理できます。

段階 目的
急性期治療 脳の障害が広がることを防ぎ、状態に応じて血流の回復などを目指す
再発予防 再び脳卒中を起こすリスクを減らす
後遺症への治療・リハビリ 残った機能を活かし、生活機能の改善・維持を目指す

例えば、血圧を管理することは再発予防に大切ですが、それだけで麻痺した手足が動くようになるとは限りません。反対に、リハビリを行っていても、再発予防の薬を自己判断で中止してよいわけではありません。

それぞれの目的を分けて、並行して取り組む必要があります。

 

リハビリテーションを継続する意味

脳卒中後のリハビリは、筋力をつけるだけのものではありません。

麻痺や感覚障害などによって難しくなった動作を評価し、残っている機能を活かしながら、生活機能の改善を目指します。

・ 起き上がる
・ 立つ
・ 歩く
・ 食事をする
・ 着替える
・ 手を使う
・ 話す
・ 飲み込む
・ 仕事や趣味へ戻る

回復の程度や速度には個人差があります。「発症前と全く同じ状態へ戻ること」だけを目標にするのではなく、本人がどのような生活を取り戻したいのかを踏まえて目標を設定することが大切です。

 

 再生医療は「脳卒中の後遺症に対する選択肢」の一つ

脳卒中後の麻痺やしびれなどが残り、リハビリを継続するなかで、これら後遺症について「ほかに検討できる治療はないのだろうか」と考える方もいるでしょう。

その選択肢の一つとして、脳卒中後遺症に対する「再生医療」が検討される場合があります。再生医療では、幹細胞などの働きに着目した研究や臨床応用が行われています。

検討する場合には、どのような治療なのか、自分に適応するのか、期待できることと限界など、経験と実績を有する専門クリニックを受診し、確認することが大切です。

また、再生医療のクリニックは法令に基づく必要な手続きが必要ですのでそれらの確認も大切です。当院は厚生労働省に届出を受理された正式な再生医療の専門クリニックです。ご相談などは、お気軽にお問合せください

 

脳卒中後の治療選択肢をもっと知りたい方へ

脳梗塞や脳出血の治療を終えたあとも、麻痺やしびれ、歩行の不安定さ、言葉の出にくさなどの後遺症が残ることがあります。

リハビリを続けるなかで、このままでよいのか、ほかに治療の意選肢はないのか、漠然とでも不安を感じておられるのではないでしょうか。

  • ✓ 今後どのような治療を考えられるのか知りたい
  • ✓ リハビリ以外の選択肢についても情報を集めたい
  • ✓ 再生医療とはどのような治療なのか確認したい
  • ✓ 自分や家族が対象になる可能性を知りたい
  • ✓ メリットだけでなく、リスクや限界も知りたい

 

リボーンクリニック本院では、脳卒中後遺症に対する再生医療について理解を深めていただくための無料セミナーを開催しています。再生医療の仕組みだけでなく、リハビリテーションとの関係や、治療を検討するときに確認しておきたい点についても解説します。

「治療を受けることを決めるため」ではなく、まず今後の治療選択肢について正しい情報を得る機会としてご活用ください。

 

睡眠時無呼吸と脳梗塞についてよくある疑問/Q&A

Q1.睡眠時無呼吸があると必ず脳梗塞になりますか?

いいえ。睡眠時無呼吸があるからといって、必ず脳梗塞を発症するわけではありません。脳梗塞には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙など複数の危険因子が関係します。

睡眠時無呼吸も含め、全体として健康管理を行うことが大切です。

Q2.いびきが大きければ睡眠時無呼吸ですか?

いびきが大きいだけでは診断できません。

無呼吸を繰り返しているか、酸素状態、日中の症状などを確認し、必要に応じて検査します。

Q3.日中眠くなくても検査は必要ですか?

日中の眠気がないことだけで睡眠時無呼吸を否定することはできません。

家族から無呼吸を指摘されている、高血圧などがあるといった場合は、医師へ相談してみるとよいでしょう。

Q4.脳梗塞後にいびきが大きくなったら再発ですか?

いびきの変化だけで再発とは判断できません。ただし、新たな麻痺や言語障害、意識の変化などが突然現れた場合には、救急要請を優先します。

Q5. CPAPを始めたら一生続けるのでしょうか?

治療期間や継続の必要性は個々の状態によって異なります。体重や病状の変化などによって治療方針が変わることもありますが、自己判断で中止せず、検査結果や症状をもとに医師と相談してください。

 

まとめ|睡眠時無呼吸も脳卒中後の健康管理の一つとして考える

慢性的な大きないびきや、睡眠中に呼吸が止まる状態が続いている場合は、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。睡眠時無呼吸では、無呼吸や低呼吸、低酸素、覚醒反応などを繰り返します。

高血圧などとも関連し、脳梗塞を含む脳卒中や心血管疾患との関係も指摘されています。ただし、睡眠時無呼吸があるからといって必ず脳梗塞を発症するわけではありません。

また、脳卒中を経験した方でいびきが増えた場合も、いびきだけで再発とは判断できません。睡眠時無呼吸や睡眠姿勢など複数の原因を考え、変化が続く場合には主治医へ相談してください。

脳卒中後に後遺症が残っている場合には、再発予防と後遺症への治療を分けて考えます。

再発予防の治療を継続しながらリハビリテーションに取り組み、さらに治療選択肢について知りたい場合には、適応、科学的根拠、限界、リスク、費用なども含めて医師から正しい情報を得たうえで検討していきましょう。

 

監修:医療法人香華会リボーンクリニック本院

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