症例紹介

CASE

股関節の痛みで諦めていたゴルフや釣りへ|変形性股関節症の再生治療 

変形性股関節症に対してPRP療法・幹細胞治療・リハビリを行った68歳女性の症例

右側の股関節が痛み、長年楽しんできたゴルフや釣りに出かけられなくなっていたA様。

整形外科で治療を続け、他院でPRP治療も受けましたが、痛みは次第に再発。歩くことや眠ることさえつらくなり、人工関節の手術も提案されていました。

 

「できることなら手術以外の治療を検討したい」

 

その思いから当院を見つけられてご来院。PRP療法、幹細胞治療、リハビリを組み合わせた治療に取り組まれました。

この記事では、A様が来院されるまでの経緯と、治療後の経過をご紹介してまいります。

 

症例概要

項目 内容
患者様 A様
年齢・性別 68歳・女性
疾患名 変形性右股関節症
主な症状 股関節の痛み、歩行時痛、立ち上がり時の痛み、夜間の痛み
画像所見 関節軟骨の減少、関節裂隙の狭小化、骨棘形成、骨硬化像
当院での治療 PRP療法1回、幹細胞治療3回、定期的なリハビリ
治療期間 約4か月
治療後の経過 日常生活や趣味の際の痛みが軽減し、ゴルフや釣りを再開
その後 治療終了から6か月後の検診でも、痛みがさらに軽減しているとお話しいただいた

 

来院までの経緯

股関節の痛みで、好きだったゴルフや釣りを諦めるように

A様は、ゴルフや釣りを楽しみ、毎朝の散歩やストレッチも欠かさない活動的な生活を送っていました。

しかし、60代に入ってから右股関節の痛みが次第に強くなります。

はじめは動いたときに感じる程度だった痛みが、やがて日常生活にも影響するようになりました。

 

  • ・立ち上がるときに股関節が痛む
  • ・歩いている途中で休憩が必要になる
  • ・夜、股関節の痛みで眠れない
  • ・ゴルフや釣りに出かけられない
  • ・外出そのものが負担に感じる

 

痛みが強い時期には、ゆっくりと10メートルほど歩いては休み、痛みが落ち着くと、再び歩くという状態になっていました。

 

転倒をきっかけに、痛みがさらに強くなる

ある日のこと、いつもの道を歩いていたとき、転倒してしまい、股関節に激しい痛みを感じました。

翌日、ご家族に付き添われて病院を受診。検査の結果、「変形性股関節症」との診断をうけました。

その後は週に1回、整形外科へ通い、電気治療やリハビリを受けました。しかし、立ち上がりや歩行時の痛みは十分には軽減せず、転倒後は怖くなり、歩く機会さえも次第に減っていったと言われます。

歩かなくなることで身体を動かす機会も少なくなり、A様は股関節の痛みだけでなく、筋力の低下と合わせ、体力も低下。そうなると加齢への不安も大きく感じるようになっていかれたとそうです。

 

他院でPRP治療を受けるも、痛みが再び現れる

A様は、手術以外の方法を探し、当院へ来院される約1年前に、他院でフリーズドライ加工されたPRP-FDといわれる治療を受けられています。治療後は一時的に効果を感じていたものの、時間の経過とともに股関節の痛みが再び現れるようになりました。

毎朝のリハビリやストレッチを続けても痛みは引かず、近隣の整形外科に相談したところ、とうとう「人工関節」を勧められました。

 

人工関節の手術を前に感じた不安

人工関節置換術は、変形性股関節症に対する治療選択肢の一つです。一方でA様は、手術について調べるなかで、次のような不安を感じていました。

 

  • ・手術後、うまくいったといてもゴルフや釣りはできなくなるのではないか
  • ・入院や術後のリハビリによる身体的負担が心配
  • ・手術後の生活上の制限や、注意しなければならないことが増える
  • ・人工関節の感染症や脱臼、再手術などのリスクが気になる

 

せっかくの治療なので「趣味を楽しめる生活を取り戻したい」そおためにも手術を受ける前に、「ほかの治療方法も検討してみたい」

そう考えたA様は、ご家族の勧めもあり、インターネットで変形性股関節症の治療について調べました。

そのなかで、ご自身の細胞を用いる幹細胞治療などを用いた、再生医療を知り、九州で再生医療に実績があり、専門的に扱っているという理由から当院へカウンセリングに来院されました。

 

医師による診察と評価

診察では、問診や身体所見の確認に加え、X線画像を用いて股関節の状態を評価しました。

 

X線画像で確認された主な所見

  • ・関節裂隙の狭小化
  • ・関節軟骨の減少を示唆する所見
  • ・骨棘の形成
  • ・骨硬化像
  • ・股関節の変形

 

これらの所見から、右股関節には明らかな変形性関節症の変化が認められました。

また、股関節の変形や可動域の制限により、歩き方にも影響が出ていました。関節を動かすこと自体は可能でしたが、立ち上がりや歩行など、股関節に体重がかかる動作で痛みが生じる状態を確認できました。

 

A様が希望されていたこと

A様が治療を通じて希望されていたのは、単に検査数値や画像所見を変えることではありませんでした。

目標は、痛みに行動を制限されず、好きなことを楽しめる生活を取り戻すことでした。

 

具体的には、次のようなご希望がありました。

  • ・痛みを気にせず歩けるようになりたい
  • ・日常生活の動作を楽にしたい
  • ・ゴルフや釣りを再び楽しめるようになりたい
  • ・可能であれば人工関節手術以外の選択肢を検討したい
  • ・将来も自分の足で活動できる状態を保ちたい

 

診察結果とA様の希望を踏まえ、治療の特徴や限界、考えられるリスクについて説明したうえで、PRP療法、幹細胞治療、リハビリを組み合わせて進める方針となりました。

 

当院で行った治療

A様には、約4か月にわたり、以下の治療を行いました。

治療内容 回数・頻度
PRP療法 1回
幹細胞治療 3回
リハビリ 定期的に実施
経過観察 診察・検診により状態を確認

 

リハビリを併用した理由

変形性股関節症では、関節そのものの状態だけでなく、痛みを避けるための歩き方や、股関節周囲の筋力低下、身体の使い方も症状に影響します。

そのためA様には、再生医療だけに頼るのではなく、リハビリを併用しながら、次の点にも取り組んでいただきました。

 

  • ・股関節周囲の筋力を保つ
  • ・身体への負担が少ない動作を身につける
  • ・歩行時のバランスを整える
  • ・活動量を段階的に増やす
  • ・再び趣味を楽しめる身体づくりを目指す

 

症状や身体機能を確認しながら、無理のない範囲で治療を進めました。

 

治療後の経過

PRP療法1回、幹細胞治療3回、定期的なリハビリを約4か月間継続しました。その結果、A様からは日常生活や趣味の場面で痛みが軽くなったとの嬉しいお話がありました。

 

A様が感じられた主な変化

  • ・日常生活で股関節の痛みを感じることが少なくなった
  • ・歩行時の股関節や膝周辺の痛みが軽減した
  • ・外出への不安が減った
  • ・ゴルフや釣りを再び楽しめるようになった
  • ・痛みによる生活上の制限が少なくなった

 

転倒後は歩くことそのものを避けるようになり、好きだった趣味にも出かけられなかったA様。

治療後は外出する機会が増え、ご家族とともに、以前のような生活に近づけたことを喜ばれていました。

 

治療終了から6か月後も経過を確認

約4か月間の治療を終えた後も、定期検診で経過を確認しました。

治療終了から6か月が経過した時点で、A様からは、

 

「治療を終えた後も、痛みがさらに軽くなっているように感じます」とのお話をいただきました。

 

痛みのために外出や趣味を諦めていた時期から、再びゴルフや釣りを楽しめるようになったことは、A様だけでなく、ご家族にとっても大きな喜びとなりました。

 

医師からのコメント

A様の右股関節には、関節裂隙の狭小化、骨棘形成、骨硬化像など、変形性股関節症に特徴的な画像所見が認められました。

また、股関節の変形と可動域の制限によって歩行にも影響があり、立ち上がりや歩行など、体重がかかる動作で痛みが生じていました。

A様は、人工関節置換術を受ける前に、ほかの治療方法を検討したいと希望されていました。

そのため、診察や画像検査の結果を確認し、再生医療の特徴、限界、リスクについて説明したうえで、PRP療法、幹細胞治療、リハビリを組み合わせた治療をご提案しました。

再生医療は、すべての変形性股関節症に適しているわけではなく、変形の程度や症状、年齢、生活上の目標などによって治療方針は異なります。

人工関節置換術を含む標準的な治療も大切な選択肢です。どの治療が適しているかは、一つの方法だけで判断せず、診察や画像検査を受けたうえで比較検討することが重要です。

 

患者様からのご感想

治療終了後から6ヶ月経過してもさらに痛みが改善していると検診時にお話を頂きそのお言葉で当院も大変嬉しく思っております。

変形性関節症治療で辛い時期もありましたが、現在では釣りやゴルフなどの運動時にも痛みが伴わず趣味だけで無く日常にも痛みが出現することがなくなり、また歩行中の膝や股関節の痛みも解消しました。

転倒して痛みが強く出ていた当時と違い今では、外出する楽しみも増え、日々の痛みが軽減されることで、元気な日常を取り戻せた喜びを家族で分かち合い約4か月間の治療に取り組み、そして改善が見られ大変喜んでおいます。

 

股関節の痛みで、やりたいことを諦めていませんか?

変形性股関節症の症状や進行の程度は、一人ひとり異なります。

同じように股関節の痛みがあっても、適している治療は、年齢、関節の変形、痛みの程度、筋力、生活環境、希望する活動によって変わります。

次のようなお悩みがある方は、一度専門の医師へ相談することも選択肢の一つです。

 

  • ・保存療法を続けているが、痛みが十分に軽減しない
  • ・歩行や立ち上がりがつらくなってきた
  • ・夜間も股関節が痛む
  • ・趣味や仕事を続けることが難しくなっている
  • ・人工関節手術を勧められたが、ほかの選択肢についても知りたい
  • ・PRP療法や幹細胞治療の適応について相談したい

 

当院では、現在の症状や画像所見、これまでに受けてきた治療、ご本人の希望を確認したうえで、再生医療が適応となる可能性があるかを検討します。

再生医療を強く勧めることを目的とするのではなく、手術や保存療法を含めた治療選択肢を整理し、患者様が納得して判断できるよう親身になってサポートいたします。

股関節の痛みによって、これまで大切にしてきた生活や楽しみを諦める前に、まずは現在の状態についてご相談ください。

 

監修:医療法人香華会リボーンクリニック本院