症例紹介

CASE

症例:両変形性膝関節症による再生医療(末期)

2023/12/08

 

イニシャル:K様

年齢・性別:80歳 女性

症状:変形性関節症に膝関節の疼痛と不安定感

関節軟骨の減少、関節裂隙の狭小化、骨棘形成、骨硬化像

目次

1 <来院までの経緯>

2 <医師からのコメント>

3 <患者様 感想>

 

<来院までの経緯>

夫婦で日本各地を旅行することが老後の楽しみにされており、観光地や歴史建造物を巡ることを数十年過ごされておりましたが、3年前にご主人が他界してからは自宅から外出する機会も減り、運動不足や加齢に伴って膝の変形がみられるようになり歩行時に膝の痛みが現れるようになりました。以前は人混みも追い越して歩くような性格でしたが、現在では膝の痛みにより30メートル以上続けて歩くことができず、外出は息子様が車椅子を持ち歩く生活になっておりました。ご家族様の助言もあり近医の整形外科に受診することになり、変形性膝関節症と診断されました。治療法としては手術を勧められましたがご本人様も年齢的に他の治療法を希望されました。その際に息子様がインターネットで手術ではなく保存療法での治療法を検索していた際に再生医療を見つけ、当センターへお問い合わせいただきました。

 

<医師からのコメント>

X線所見では右膝関節の関節裂隙部の狭小化、骨棘形成や骨硬化像、骨軟骨の希薄化があり、明らかな変形性関節症の所見がみられました。荷重による痛みから外出頻度が低下したことで筋力の低下も現れ、悪循環を繰り返す環境に対して再生医療を行うことで、関節の炎症や可動域を保つことができ、患者様がお困りの症状を緩和することが期待される治療です。さらに再生医療と同時にリハビリを行うことで治療結果をより良い結果に期待できます。

 

<患者様 感想>

自身の幹細胞を培養していく為に腹部の脂肪を採取します。採取日はPRP治療も両膝関節に行い、約6週間後に膝関節内に幹細胞を投与しました。

治療を開始して2か月経過した頃から強い痛みを感じる機会も減り、ゆっくり歩くことにより歩行距離が伸び始め自宅周辺を歩くようになりました。

現在では空港内のような広い施設を長時間歩くことはまだできませんが、新幹線の乗り換えやショッピングモールをご家族と見て回ることができるようになり、治療を受けられたご本人様も、そして周りのご家族様も大変喜んでおります。今後は追加の治療も検討しながら日々リハビリに取り組んでおります。

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