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ホノルルマラソンでは、国籍・性別・年齢・障がい等の有無を問わずに大会参加が可能であり、地元のボランティアやコミュニティグループとの相互の協力を基盤に、米国・日本を含む海外約47ケ国・領域から参加するランナーの挑戦と達成を等しく称えている世界的にも知名度の高いイベントです。

『ホノルルマラソン2023』が12月10日にハワイ州で開催され、『再生医療治療費全額サポートプロジェクト』を受けている百武 桃香さんが参加されました。

百武さんは17歳の春、 旅行中に突然「脳動静脈奇形による脳内出血」を発症しました。その後、4度の開頭手術を受けましたが、後遺症として左半身麻痺が今も尚残っている状態であり、当院で脂肪由来幹細胞治療と再生医療専門リハビリ士によるリハビリを2年間継続しております。

ホノルルマラソン当日に至るまで、沢山の不安や悩みを抱えておりました。脳血管障害の特徴的な症状である“痙性”が、年々酷くなっていく身体状況に日々悩まされております。その“痙性”の影響は、歩行距離の延長に伴って酷い疲労感や痛みを及ぼしておりました。そのため、マラソン1ヵ月前に、本番で歩く半分の距離がやっと歩ける状態でした。しかし、決して諦めず強い意志を持ちリハビリに励み続けたことと、現在の足に適した装具に作り替えたことで、自身の新記録を更新することができました。