症例紹介

CASE

右被殻出血による脳血管障害の後遺症 再生医療のアプローチとその後

2024/04/18

氏名:O様

年齢・性別:61歳 女性

疾患:右被殻出血

症状:脳血管障害の後遺症

左上下肢の運動麻痺・感覚障害・高次能機能障害(記憶・注意)

<来院までの経緯>

 2022年11月に自宅で急に倒れ右被殻出血の診断にて入院となりました。O様にとって入院生活は苦しい時間となり、何とか自宅退院に至りましたが入院前と比べて生活は一変してしまいました。運転も行えず、行きたい所には中々いくことも難しく塞ぎ込んでしまい当院にカウンセリングに来られた際は「藁にも縋る気持ちでした」と何度も訴えられておりました。

<治療経過>

 介入当初、左片麻痺があり、下肢装具着用と杖を使用し歩行されていました。左手は日常生活での参加もなくメンタル低下も著明にみられていました。初めてお会いした2023年の9月では表情も暗く、笑顔もみられずに「生きる気力がない」とのお話しが聞かれていました。

 ご本人様からは「下肢装具なしで歩きたい」、「左手が少しでもよくなるように」、「運転が再開できるように」との3つの目標を伺っております。幹細胞治療4回とリハビリを実施し、現在はリハビリを継続して介入を行っています。

リハビリとしては、左上下肢の筋力訓練や電気刺激を使用した促通訓練、歩行訓練や高次脳機能訓練を中心に行っています。ご本人様の意欲やメンタル面向上のため話を傾聴し寄り添う気持ちを大切に関わっております。

<現在>

 2023年12月では、下肢装具なしでの歩行が可能となり、左手も治療前に目標としていた動きより動くようになりました。運転に関しても、脳血管疾患の発症後は、セラピストによる手足の機能と注意や記憶力といった高次脳機能検査が必要であり当院にて評価を行いDr相談の上、診断書を作成し公安委員会に提出しています。運転再開の許可がおり、当院まで運転をされて来院したり自宅近くの畑に行って家庭菜園を楽しまれています。O様より積極的にコミュニケーションを取られるようになり、表情も明るくなりました。

 今では「ここに来てよかったです」とのお言葉を毎回頂いて、リハビリ追加をされ毎回楽しみに来院されています。2024年4月には5年振りにポーランドにご友人に会いに行かれるとのことで海外旅行に向けて一緒に頑張っております。

朱セルクリニック本院では隣接している細胞加工施設よりダイレクトで生浮遊細胞を直接運ぶ事で、どこよりも新鮮で、尚、採取量も最小で米粒2~3粒程度の脂肪を採取するだけで1億個以上の数まで培養でき。このメリットが最大の特徴です。細胞治療は鮮度とクオリティが一番大事です。

<治療費>
脳血管障害 幹細胞数 ( 1億個)
投与回数 (1回~4回)242万円〜968万(税込)
<治療時の注意>

・細胞採取時に麻酔による処置はしますが、効くまではチクっと痛みます。
・採取時の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。

 

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