症例紹介

CASE

突然の小脳梗塞 何気ない日常から一転。再生医療とリハビリの成果 「学校に通いたい」

専門知識 2023/04/18

疾患名:小脳梗塞(脳血管障害)
イニシャル:R.M様
性別・年齢:30歳 女性
症状:脳血管障害の後遺症
:右手足の運動麻痺、感覚障害
脂肪由来幹細胞治療:3回
リハビリ:週1回×3ヶ月

<来院までの経緯>
約15年前、家族とショッピングモールで買い物をしていたときにめまいが起きて歩けなくなったのでそのまま近くの病院に受診。
当日検査を行うことができ、その日は検査後帰宅。後日検査結果を聞きに病院にいったところ脳動静脈奇形と呼ばれる生まれつき血管の形があまりよくない状態であったことが判明した。
担当医からは、そのまま放置しているといつ破裂してもおかしくない状態であったことから、手術をすすめられた。難しい手術になるが家族を話し合い受けることを決意。
後日、脳動静脈奇形除去手術を受けたが術後に小脳梗塞発症し、運動麻痺と感覚障害の症状が右半身に出現した。
それから約半年間急性期病院に入院、リハビリで回復期病院に約半年間入院した。
退院後は、右半身麻痺がありながら車いすで日常生活を送っており退院から半年後にご家族がインターネットで再生医療を知り当院に受診する運びとなった。


<医師からのコメント>
R.M様が再生医療に求めることは、「出来れば歩いて通学したい。利き腕で字が書けるようになりたい。」ということだったのでその為に、自己治癒能力を最大限に高める脂肪由来幹細胞治療とリハビリを勧めた。


<看護師のコメント>
来院時の状態は車いすで歩くには隣で支えが必要で、問診票を記入するにもペンは持つことはできたが、字は書けない状態だったのでご家族が代筆で記入していた。
初診時は車椅子から立ち上がるのにも介助が必要だった。

初回投与時は安全の為、ベッドに移動せず車椅子のまま投与を実施。
投与中、異常がないか時間を分けてバイタルの確認を行い、十分に注意を払って
状態を確認しながら見守った。


<リハビリ>
 リハビリでは、どうすれば歩けるようになるか、字を書けるようになるのかを分析するために、現在R.M様の運動機能・動作能力の評価を行った。
評価を行った結果、
① 右脚で体重を支えられるようになる。
② 手首を動かせるようになる。
上記2つを目標に、
① 右脚の筋力を鍛える為に、力の入れ方をイメージして動かしてみる練習。
② 指先の力の加減をコントロールする練習をした。


<最後に>
 現在、幹細胞投与3回終了、リハビリは約3ヶ月が経過。現在は自分でベッドまで移動ができるようになりました。
 今後は歩けるようになるために、リハビリ継続をされました。
 字が書けるようになるまであともう少しと次の目標設定も順調に進んでいらっしゃいます。

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