症例紹介

CASE

脳梗塞 女性 中華鍋を全盛期のように 再起を誓う女将

専門知識 2023/05/10

疾患名:脳血管障害
イニシャル:K.T様
性別・年齢:48歳 女性
症状:脳血管障害の後遺症
:左手の痺れ
脂肪由来幹細胞治療:1回
リハビリ:週1回×3ヶ月

<来院までの経緯>

約5年前、自宅で洗濯を干していた時に、急に頭が痛くなりそのまま倒れてしまった。
気づいた時にはベランダで倒れたままで頭がすごく痛かったが何とか自分で119に電話して救急車を呼んだ。
病院にて、脳梗塞と診断される。血栓溶解療法にて点滴治療を行う。その後リハビリ病院に転院し3か月ほど入院する。退院後は家族で営んでいた中華料理店は休業した。日常生活には支障はないが手の痺れが残り、中華鍋を振るえなくなってしまった。落ち込んでいたところ息子がSNSで幹細胞治療を知って、当院を見つけて受診した。

<医師からのコメント>

痺れがひどくもう一度中華鍋を振るえるようになりたいという目的でご来院されました。
その為痺れの改善を目標に、設定しました。
その目標を達成するために自己治癒能力を最大限に高める脂肪由来幹細胞治療とリハビリを勧めた。

<看護師のコメント>

左手に力を入れると痺れが強くなる状態でした。
血圧を測る腕は右腕で行った。採血も右腕で行った。

<リハビリ>

 リハビリの方では、どうすれば力を入れても左手の痺れが強くならずに中華鍋を振るえるようになるのかを分析するために、現在K.T様の運動機能・動作能力の評価を行いました。
評価を行った結果、
① 痺れ以外の感覚を感じ取れるようになる
② 痺れの強さが増強しない力加減をコントロールできるようになる
上記2つを目標に、
① 様々なものを感覚で識別する訓練を実施しました。
② 握力計を使って自分がどれくらいの力を入れているのかを自覚する練習を実施しました。

<最後に>

 現在、幹細胞投与1回終了、リハビリは約3ヶ月が経過。現在は中華料理店の営業も再開し配膳ができるようになりました。
 今後は中華鍋を振るえるようになるために、リハビリ継続を検討されています。
当院は、生活レベルの向上と復職に向けての取り組みを患者様に寄り添い、支えて参りたいと考えております。

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