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変形性膝関節症 治療 歩けるようになって家族で旅行に行きたい 

専門知識 2023/04/20

疾患名:変形性膝関節症
イニシャル:Y・O様
年齢・性別:79歳 男性
症状:変形性関節症による膝関節の疼痛
関節軟骨の減少、関節裂隙の狭小化、骨棘形成

<来院までの経緯>

60代で定年退職してから10年以上、自宅で農園を行う事が趣味になり、毎日朝から夕方まで作業をする生活を続けてたY.Oさん。4年前から玄関で長靴を履き立ち上がろうとして膝に痛みを感じる時もあれば、寒い季節は畑までの道中に痛みを感じるようになってきました。70代になり日々の膝への痛みから老化が気になり始めたある日、いつもの畑道を歩いていると足を躓き転倒してしまいました。痛みのあまりその日は作業を中止し、翌日娘さんを自宅に呼び病院へ受診することに。検査結果は膝の靭帯損傷、半月板損傷、変形性膝関節症と診断されました。転倒して以来、週に1度病院へ通い電気治療等のリハビリを行い、約1カ月間で靭帯損傷や半月板損傷に対しての痛みが軽減されたY.O様。しかし立ち上がりや歩行中の膝の痛みが軽減されず、転倒してからは歩く頻度も減少し徐々に痛みとO脚が目立つように。膝が痛いせいで最近では娘さんと一緒に買い物に行くようになりましたが、ゆっくりと10メートル程度歩き休憩して歩きといった姿を何度も見る娘さんがもう一度家族全員で旅行したいという思いがあり、インターネットで変形性膝関節症の治療を探している中でリスクの高い手術による人工関節置換術ではなく、自分の細胞を使って治療していく安全性の高い再生医療にたどり着き、当院へカウンセリングを受けに来院されました。

<医師からのコメント>

X線所見は、膝関節に骨棘形成、骨硬化像、関節裂隙の狭小化、骨軟骨の希薄化、膝蓋骨に対しての変形性関節症がありました。転倒した影響で膝関節の靭帯及び半月板の損傷が軽度残存しておりましたが、可動域を制限する要因はみられず、臥位(ぎょうがい、あおむけ)での関節運動は可能でした。動作においては、立ち上がりや歩行といった膝関節に対して加重化の環境にて疼痛があります。
Y.O様のご希望は、長い距離を痛みなく歩くことができ、ご家族の皆さんと海外旅行をすることでした。その為人工関節置換術の手術による身体への負担や入院リスクをなくし変形性膝関節症を改善するため、自己治癒能力を最大限に高めるPRP療法とリハビリを勧めております。
現在の具体的なお悩みとしては、
・椅子やベッド、床からの立ち上がりに対して膝に疼痛出現
・15分以上また300メートル以上継続した歩行ができない
この2つが挙げられました。

<リハビリ>

リハビリでは、どうすれば患者様のお悩みを解決できるか判断する為、運動能力及び動作能力の評価を行いました。その結果から目標に近づく為のリハビリ内容は、
①立ち上がり動作時の骨盤及び重心移動ができる
➁歩行動作時に代償動作の出現しない体幹の動かし方ができる
上記2つの課題を挙げ、①では骨盤の前後傾をコントロールし身体の重心を前後に動かす事を学習しました。➁では痛みの出現しない加重姿勢を学習し、そのために使う筋肉をトレーニングしていきました。このようなリハビリ内容を、週1回で投与期間中の3ヶ月間実施しました。

<締め>

変形性膝関節症治療のためにPRP投与を3回、リハビリ期間が3か月間経過し、現在では椅子やベッドからの立ち上がり時に痛みが出現することがなくなり、また歩行中の膝の痛みも解消しました。転倒して以来、外出する楽しみを忘れていたY.O様は日々膝の痛みが軽減されることで、再び近所で買い物を1人で行う事ができるようになりました。買い物や外出は必ず傍で見守っていた娘さんも3か月間の改善に大変喜んでおりました。治療開始から3ヶ月、立ち上がりや歩行に対しての膝の痛みがなくなった現在は、外出時の歩行時間と距離を長くするために日々自宅周辺を歩き足腰のトレーニングをしている事をご連絡頂き、当院も励みになっております。

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